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TOPページ > 海外競馬ニュース > ベットフレッド社のプール賭事独占運営権満了に伴う今後の勢力図(イギリス)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2018年07月26日  - No.28 - 1

ベットフレッド社のプール賭事独占運営権満了に伴う今後の勢力図(イギリス)[開催・運営]


 英国のプール賭事(パリミューチュエル賭事)に生じると一時は思われていた構造転換は、結局7月13日には起こらない。それでもその日、競馬場来場者は新しい時代の幕開けを目にすることとなるだろう。

 英国のプール賭事はこれまで、トートプール社(Totepool)を運営するベットフレッド社(Betfred)に独占されていたが、その状況は7月12日に終わりを迎えた。当初は55競馬場が7月13日に共同でブリットベット社(Britbet)によるプール賭事運営を開始することが計画されていた。

 しかしながら、この計画は保留となっている。なぜなら、ブリットベット社と、ベットフレッド社およびその新たなパートナーであるアリゼティ社(Alizeti)の間で、協力してプール賭事を運営する契約を結べるかどうかについて話合いが継続されているからである(訳注:アリゼティ社はベットフレッド社からトート社の株を購買する契約を締結している)。

 トートプール社は英国の大半の競馬場でプール賭事の運営を継続するが、今後はブリットベット社も存在感を示すことになるだろう。

 トートプール社の場内馬券発売所のスタッフは、ブリットベット社から派遣される。ブリットベット社は今後、グッドウッド競馬場やアリーナレーシング社(Arena Racing Company: ARC)が所有する10競馬場においても場内馬券発売所を運営する。中でも、フォスラス競馬場とチェプストウ競馬場では、早速7月13日に運営を開始する。

 ブリットベット社のナイジェル・ロディス氏(Nigel Roddis)社長は、「私たちは場内馬券発売サービスを提供しようとしており、店舗はその要となります。弊社はプール賭事運営免許を取得しており、このサービスを提供するスタッフがいて、専門知識もありますので、これからが楽しみです」と述べた。

 ブリットベット社は新しいプール賭事運営のためにコロッサスベッツ社(Colossus Bets、以下コロッサス社)とともに取り組んできたが、その契約は保留となっている。そのため、コロッサス社は独自のプール賭事を開始しようとしている。このプールには、ベットフェア社(Betfair)、ベットダク社(Betdaq)、マッチブック社(Matchbook)からも賭事を行うことができるだろう。

 コロッサス社のCEOバーナード・マランテリ(Bernard Marantelli)氏は、現在もなおブリットベット社およびアリゼティ社と話合いを続けていると述べ、「競馬界に財政的な利益をもたらす賭事プールを現代的なものにしたいと考えています。そして、既存プールがそれぞれ結びつき競馬界への収益が最大化するような方法で、私たちの主要賭事商品(馬券)を融合させるために、競馬界と一緒に取り組む準備ができています」と付言した。

 一方、アスコット競馬場の来場者たちは大きな変化を目の当たりにするだろう。なぜなら、同競馬場がブリットベット社には参加せず、ベットフレッド社と協力して独自のプール賭事"ベットウィズアスコット(Bet With Ascot:BWA)"の運営に乗り出すからである。

 アスコット競馬場のCOO(最高執行責任者)で、この新事業の代表を務めるアラステア・ウォリック(Alastair Warwick)氏は、「7月13日にトートプール社の協力を得てBWAが発足します。アスコットに多くの方々が訪れることを楽しみにしています。BWAは120名のスタッフで運営を開始し、彼らは5月に発表された新しいユニフォームで皆様をお迎えします。幅広い種類の馬券が提供されます」と述べた。

 チェスター競馬場でも7月13日に競馬が開催される。同競馬場は2012年から独自の固定オッズ賭事"チェスターベット(ChesterBET)"を運営してきた。新しく始まったプール賭事に加わることもできるが、今のところその予定はない。

 CEOのリチャード・トーマス(Richard Thomas)氏は、「チェスター競馬場はこれまで通りの運営を続けていきます。現在チェスターベットは皆様に親しまれているので、すぐに移行しようという考えはありません」と述べた。

 リポン競馬場もチェスター競馬場と同様に独自の賭事を運営してきたが、7月16日の開催からブリットベット社のプール賭事に切り替える予定であった。しかしこの変更は、現在締結している契約のため保留となっている。

 同競馬場のジェイムズ・ハッチンソン(James Hutchinson)場長は、こう話した。「リポン競馬場は引き続きスポーテック社(Sportech)の協力を得てリポンベット(RipponBet)を運営します。現状維持協定により、これが現在唯一の選択肢です。今シーズンの終了時までスポーテック社と契約を交わしています」。


ウィリアムヒル社は場内ベッティングショップ運営を41競馬場に大幅拡大

 ウィリアムヒル社(William Hill)は、場内ベッティングショップ運営を大幅に拡大する。英国において、現在よりも34場多い41場でベッティングショップを運営することになる。

 ウィリアムヒル社はジョッキークラブ競馬場社(Jockey Club Racecourses: JCR)所有の14競馬場、スコティッシュレーシングの5競馬場、ヨークシャー地方の7競馬場を含む、34場と新規契約を交わした。

 プール賭事運営権を失ったベットフレッド社は、50競馬場から場内ベッティングショップを撤退する。ウィリアムヒル社はそれを引き継ぐことになる。

 JCR所有の14競馬場のうちチェルトナム競馬場以外の全場では、ウィリアムヒル社が単独で場内ベッティングショップを運営することになる。チェルトナム競馬場では、ウィリアムヒル社以外にも、スタースポーツ社(Star Sports)やウィニングポスト社(Winning Post)など少なくとも6社が場内ベッティングショップを運営する。

 ウィリアムヒル社のスティーヴン・ホワイト(Steven White)地域統括マネージャーは、新たな場内ベッティングショップを獲得するにあたり150万ポンド(約2億1,750万円)の投資を行ったと明らかにした。

 そしてこう付言した。「これは出来る限り多くの競馬場と契約を交わすめったにないチャンスです。大変満足しています。場内ベッティングショップは、我が社の事業の中で今もなお大きな部分を占めています。この事業の背景に大きな変化が起こります。今こそ我が社の原点に立ち返る時です。我が社のベッティングショップ事業において、競馬賭事は今なお60パーセントを占めています。ですから、競馬場にショップを構え、全国の600万人に及ぶ競馬場来場者の3分の2に接することができるという強みを得ることに、私たちは胸を膨らませています」。

By Bill Barber

(1ポンド=約145円)

[Racing Post 2018年7月13日「No revolution but still a new start for pool betting as Betfred monopoly ends」、「William Hill take over betting shops on 34 courses bringing their estate to 41」]


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