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2017年11月16日  - No.45 - 2

トランプ大統領にちなんだ馬名はなかなか許可されず(国際)[その他]


 ドナルド・トランプ大統領は1年前の11月8日に大統領選で予想外の勝利を果たし、ラスベガスのオッズメーカーズに衝撃を与え、大半の世論調査会社の予想を覆した。

 大統領就任から今までのところ、このアメリカの指導者はほぼ毎日何らかの理由でニュースになっている。しかしトランプ大統領は、競馬場ではまだ支持を得ていないようだ。

 "フェイクニュース(Fake News)"は南アフリカでちょっとした波風を立てた。ジャスティン・スナイス(Justin Snaith)調教師は自身の馬の名前を"プレジデントトランプ(President Trump)"から"フェイクニュース"に変更せざるをえなかったのだ。

 英国でも、数人の馬主が米国45代大統領にちなんだいくつかの馬名を登録しようとした。

 ウェザビーズ社(Weatherbys)が11月7日に明らかにしたところでは、"ドナルドトランプ(Donald Trump)"、"プレジデントトランプ"、"ドントランプ(Don Trump)"、"ミスタードナルドトランプ(Mr Donald Trump)"、"ドナルドジェイトランプ(Donaldjay Trump)"が申請された。BHA(英国競馬統轄機構)は存命中の人物の名前を使う場合には本人の許可を取ることを求めているが、いずれもホワイトハウスの許可は得られなかった。

 ある馬は"トランプミサイル(Trump Missile)"と名付けられる予定だった。これには大統領の承認印を必要としなかっただろうが、配慮のために却下となった。

 話題性のある馬名を登録したいと思っている馬主は、その豊富な鉱脈と思われるトランプ政権や短期間雇われた政府高官をまだ発掘できていない。

 ホワイトハウスの元報道官であるショーン・スパイサー(Sean Spicer)氏や、ホワイトハウス広報部長として指名されながら10日後に職を解かれ、忘れられない印象を残したアンソニー・"ザ・ムーチ"・スカラムーチ(Anthony 'The Mooch' Scaramucci)氏にちなんだ馬名は申請されていない。

 フランスでは、トランプ大統領が選挙戦で掲げたスローガン「アメリカを再び偉大にしよう(Make America Great Again)」の頭字語である"マガ(Maga)"が、2013年にサンクルー競馬場のハンデ戦を制した。その鞍上を務めたフラヴィアン・プラ(Flavien Prat)騎手は、現在のアメリカのリーダーよりもカリフォルニアでは成功を収めている。

 トランプ大統領は大統領選において、民主党のヒラリー・クリントン候補に30ポイント引き離されてカリフォルニア州を失った。一方プラ騎手はつい先週、BCダートマイル(G1 カリフォルニア州デルマー競馬場)をバトルオブミッドウェイ(Battle Of Midway)で制し、その翌日も勝利を挙げた。

By Scott Burton

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[Racing Post 2017年11月7日「President Trump yet to follow George Washington into racing folklore」]


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