TOPページ > 海外競馬ニュース > 引退馬支援団体、種付権利の売上収益を活動費用に利用(フランス)[その他]
海外競馬ニュース
2016年12月02日  - No.48 - 3

引退馬支援団体、種付権利の売上収益を活動費用に利用(フランス)[その他]


 12月2日のアルカナ社(Arqana)のオークションにおいて、種牡馬の種付権利が初めて上場される。フランスの引退馬支援団体"馬場の向こうに(Au-dela des Pistesオードゥラデピスト)"は、このオークションにニューベイ(New Bay)とマスタークラフツマン(Mastercraftsman)の種付権利が追加されると発表した。

 競走馬の引退後の生活を支援する"馬場の向こうに"は、2017年に3つの目的を達成するために、このオークションから得た収益を利用する。その目的とは、(1)再調教に適さない馬のための緊急資金援助、(2)"再調教された引退競走馬の日"の開催運営、(3)既存の再調教施設・受入施設の認証である。

 ニューベイ(父ドバウィ)の種付権利は、ジャドモントファーム(Juddmonte Farms)により寄贈される。G1馬ニューベイは来年、バリーリンチスタッド(Ballylinch Stud)で種牡馬入りし、初年度種付料2万ユーロ(約240万円)で供用される。

 クールモア牧場はマスタークラフツマンの種付権利を寄贈する。G1馬であるキングストンヒル(Kingston Hill)、アメージングマリア(Amazing Maria)およびザグレイギャッツビー(The Grey Gatsby)を送り出しているマスタークラフツマンは、2017年は2万5,000ユーロ(約300万円)で供用される。

 このオークションでは、シユニ(Siyouni)、ニューアプローチ(New Approach)、オリンピックグローリー(Olympic Glory)などの種付権利も上場される。

By Bloodstock World Staff

(1ユーロ=約120円)

[Racing Post 2016年11月23日「Nominations added to French charity auction」]

上に戻る