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TOPページ > 海外競馬ニュース > キーレン・ファロン騎手、重度のうつ病のために引退(アイルランド)[その他]
海外競馬ニュース
2016年07月07日  - No.27 - 1

キーレン・ファロン騎手、重度のうつ病のために引退(アイルランド)[その他]


 キーレン・ファロン(Kieren Fallon)騎手(51歳)は、約3年前から発症していた重度のうつ病のために引退した。英国のリーディングタイトルを6回獲得したその騎手生活は、度々のスキャンダルにより傷つけられた。

 アイルランドのターフクラブ(Turf Club)で最高医務責任者を務めるエイドリアン・マクゴールドリック(Adrian McGoldrick)博士は、ファロン騎手本人に代り状況を説明し、英国や米国で騎乗していたときにはこの症状は気付かれなかったと語った。

 BHA(英国競馬統轄機構)のウェブサイトによれば、アイルランドのクレア州出身のファロン騎手は今シーズン、母国に戻って"極めて重度のうつ病"と闘うために、医療的アドバイスを求めていた。

 マクゴールドリック博士はスポーツ通信協会(Press Association Sport)に対し、こう語った。「今年初めに彼が騎手免許を取得するために会いに来た時、初めてその症状に気づきました。見るからにひどい重度のうつ状態でした」。

 「キーレンはこの3年間、重度のうつ病を患っていますが、英国と米国でそう診断されることはありませんでした。しかし、症状は悪化してゆき、7月3日に彼に会って、どうにか闘病できるように準備を整えました」。

 「米国で専門家に診てもらったものの誰もその症状に気付かなかったそうです。これは重度のうつ病です。アイルランドで病院の手続きが済めばすぐに、彼は入院するでしょう」。

 「彼が今後何とかやって行けるように、そして騎手引退後の人生に備えられるようにしたいと思っています。今後レースでは騎乗せず、まだ何か分からないが次のキャリアを始めたいと、彼は言っています」。

 「この2~3年はやる気が起こらず、うつ病が進行していたようです。彼はこの人生の局面に際して、前進しないといけないと感じています」。

 「多くの有能なアスリートがうつ病にかかることが確認されています。昨年、競馬界での調査を委託しましたが、実際、アイルランドの騎手の49%にうつ病の兆候がありました」。

 ファロン騎手は1984年、ケヴィン・プレンダーガスト(Kevin Prendergast)調教師の管理馬で初勝利を挙げた。英国で2,577勝、アイルランドで161勝を果たし、合計6回英国のリーディングジョッキーとなった(1997年~1999年、2001年~2003年)。

 熟練騎手として広く認められ、クラシック競走を英国で16勝(ダービー3勝)、アイルランドで6勝している。

 有名な騎乗馬には、フットステップスインザサンド(Footstepsinthesand)、ジョージワシントン(George Washington)、ヴァージニアウォーターズ(Virginia Waters)、アレクサンドロヴァ(Alexandrova)、ディラントーマス(Dylan Thomas)、スリーピータイム(Sleepytime)、ノースライト(North Light)、クリスキン(Kris Kin)、オース(Oath)、ラシアンリズム(Russian Rhythm)、ウィジャボード(Ouija Board)、ボスラシャム(Bosra Sham)、ハリケーンラン(Hurricane Run)、ファンタスティックライト(Fantastic Light)がいる。

 全盛期には、故サー・ヘンリー・セシル(Sir Henry Cecil)調教師、サー・マイケル・スタウト(Sir Michael Stoute)調教師、エイダン・オブライエン(Aidan O'Brien)調教師などの有力厩舎の馬に騎乗した。

 ファロン騎手はこの春に米国から帰国して、カラを拠点とする若いマイケル・オキャラハン(Michael O'Callaghan)調教師のもとで働いていたが、今後もこの厩舎に携わり続ける。最後の騎乗となったのは、6月26日にカラ競馬場で騎乗したマジカルファイア(Magical Fire オキャラハン厩舎)であり、5着となった。

 オキャラハン調教師は、「キーレンは先週調教中に落馬して、もう51歳だから以前のようにすぐには回復しないと言っていました」と語った。

 ファロン騎手はその騎手生活において、度々スキャンダルを起こした。2007年10月には八百長事件を巡る裁判のために2ヵ月間出廷しなければならず、その間は騎乗できなかった。しかし、その年の12月に全ての嫌疑は晴らされた。

 ところがその1ヵ月後、2007年8月のドーヴィル競馬場での薬物検査でコカインの陽性反応が出たことから、すべての国における18ヵ月間の騎乗停止処分を科された。禁止薬物使用で騎乗停止処分となるのは2回目だった。

By Blood-Horse Staff

(関連記事)

海外競馬情報 2008年No.2「ファロン騎手裁判、無罪判決、関係者の反応(イギリス)」、

海外競馬ニュース 2008年No.5「ファロン騎手、18ヵ月間の騎乗停止処分に懲りず復帰を断言(イギリス)」、

2015年No.37「元英リーディングジョッキーのファロン騎手、米国で奮闘中(アメリカ)

[bloodhorse.com 2016年7月4日「Depression Forces Jockey Fallon's Retirement」]


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