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海外競馬ニュース
2013年08月01日  - No.31 - 3

全英学生競馬デーの開催計画とGBRの今後の目標(イギリス)[開催・運営]


 英国競馬界は10月に第一回全英学生競馬デーを開催することを予定している、とグレート・ブリティッシュ・レーシング(Great British Racing: GBR)のCEOロッド・ストリート(Rod Street)氏は馬主協会年次総会において発表した。

 10月26日に予定されるこの全英学生競馬デーは、4月に1万2,000人もの学生を集めたアイルランドのリムリック競馬場での開催に着想を得たものである。

 同日は、ドンカスターエイントリーニューベリチェプストウストラットフォードおよびウォルヴァーハンプトンの各競馬場でレーシングポストトロフィーデーとして開催されるが、これらの6場すべてがこのプロジェクトに参加する。

 入場券は学生自治会あるいはウェブサイト(lovetheraces.com)を通じて10ポンド(約1,500円)均一で購入可能であり、またGBRは特定の大学に対して最も近い競馬場までの交通費を提供する。

 アイルランドのリムリック開催の入場券は約5ユーロ(約650円)であったが、今回のGBRのプロジェクトでは入場料は10ポンド(約1,500円)でその半額が大学の競馬同好会に分配される仕組みになっている。

 ストリート氏は、「1万2,000人もの多くの学生が押し寄せたアイルランドのリムリック競馬場の学生競馬デーに着想を得ました。そこまで高い目標を持ってこのプロジェクトに乗り出すわけではありませんが、競馬場が非常に大切な入場者を迎えるべくその日の開催に取り組むことは素晴らしいことです」と語った。

 同氏は年次総会に集まった人々に対し、GBRはホースメングループ(Horsemen’s Group)BHA(英国競馬統轄機構)と連携して、騎手と調教師のリーディング争いの面白さをアピールする方法を模索している、と次のように語った。

 「リーディング争いをより面白いものにする必要があります。私たちはホースマンやBHAと共に懸命に取り組んでおり、これまで以上に競馬界のスターを目立たせ、誰がトップになるか注目してもらうために、来年リーディング争いの期間をより明確にするためいくつかの変更を図ることを検討しています。これは他のどのスポーツも採っている方法です」。

 今後5年間においてGBRにとっての成果は何であるかと尋ねられ、ストリート氏は次のように語った。「現段階ではまだ存在しない目に見える大きな成果が少なくとも2つ出れば、成功でしょう」。

 「私たちは、タタソールズ社(Tattersalls)ドンカスター・ブラッドストック・セールズ社(Doncaster Bloodstock Sales)からのセリを通じた収入増を望んでおり、そうすれば実際に人が集まってきていることを示せます。また競馬の世界、具体的にはニューマーケットに呼び込んで競馬場ツアーに参加してもらい、その後競馬場に再び来場して馬券購入などを行う多くの人々を確保したいのです」。

 「私たちにとっての成功は、競馬界におけるより多くの収入、より多くの馬主、より多くの投資のようです」。

By Bill Barber

[Racing Post 2013年6月26日「Six tracks join forces for new student day」]


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