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TOPページ > 海外競馬ニュース > ドワイヤー騎手、インドで56日間の騎乗停止処分を科される(インド)[その他]
海外競馬ニュース
2013年04月18日  - No.16 - 3

ドワイヤー騎手、インドで56日間の騎乗停止処分を科される(インド)[その他]


 インドの競馬で英国のマーティン・ドワイヤー(Martin Dwyer)騎手は昨夜、危うく騒乱になりかけた一番人気の馬での敗退をめぐり、56日間の騎乗停止処分を科され精神的ショックを受けた。

 ダービージョッキーの同騎手は、2月17日のムンバイ競馬場のハンデキャップ競走(1200m)でアイスエイジ(Ice Age)に騎乗し3着だった際、馬の全能力を発揮させなかったとして処分された。

 ドワイヤー騎手(36歳)は、3月21日にロイヤル・ウェスタン・インディア・ターフクラブ(Royal Western India Turf Club)の審問に再び呼ばれたが疑惑を強く否定し、処分結果を“信じられない”と言い表した。

 不服申立てが受け入れられず、BHAがこの騎乗停止処分を適用する場合、その期間は4月6日〜5月31日となる。なお、不服申立てが通らなければ、罰則がより厳格になる可能性もある。

 この厳しい罰則は、昨年リチャード・ヒューズ(Richard Hughes)騎手が英国の施行規程にはない違反を犯してインドの競馬統轄機関から科され、BHAも適用した50日間の騎乗停止処分に続くものである。このためドワイヤー騎手のように定期的にインドで騎乗する騎手の間では、冬季のインド遠征のリスクは賞金がもたらすメリットを上回るかもしれないという懸念が高まるのは確実である。

 2003年カジュアルルック(Casual Look)で英オークス、2009年にサーパーシー(Sir Percy)で英ダービーを制しているドワイヤー騎手は意気消沈し、「ショックを受け、非常に落胆しています。不服申立てするつもりです」と語った。

 ドワイヤー騎手は、インザスポットライト(In The Spotlight)で2012年インドダービーに優勝しているが、今回騎乗したオッズ6-4(2.5倍)で1番人気のアイスエイジでは3着に終わった。アイスエイジは、最後の直線に差し掛かる直前に大きく右側に斜行して他馬に衝突したため、ドワイヤー騎手は大きく控えた。そしてゴール前でも再び右によれ、後で鼻出血していたことが分かった。

 レース後、怒った競馬ファンが検量室を取り囲み、レースを無効とするよう要求した。職員がアイスエイジは出走しなかった馬とし、同馬への賭金は全て返還されるとして、ようやくこの騒動は収まった。

 インドでこの処分を覆すことができない場合でも、ドワイヤー騎手にとって、昨年ヒューズ騎手がチャレンジして失敗したものの、BHAにその処分を適用しないよう主張するチャンスはある。

 BHAのスポークスマンであるロビン・マウンジー(Robin Mounsey)氏は、ドワイヤー騎手のような事例に対するBHAの立場を次のように説明した。「海外の統轄機関がある騎手に騎乗停止処分を科したときに、その騎手の本国の競馬統轄機関はまず、海外統轄機関が処分を要請してくるか、そしてその後処分をどのように適用することを望むかを待ちます」。

 「しかし、騎手は本国の競馬統轄機関に対し、騎乗停止処分を適用しないよう求める権利があります」。

 「その際、騎手はこの要求を実現させるために、通常の状況では適用されるはずの処分をなぜ科すべきでないかについて、たとえば罰則に至る過程がナチュラルジャスティス(自然的正義)の法則に反している根拠を示す必要があります」。

 騎手協会(Professional Jockey Association)のCEOポール・ストラサーズ(Paul Struthers)氏は、「ドワイヤー騎手の不服申立てが認められなかった場合には、全く不公平で道理に反する決定と思われる騎乗停止処分をBHAが適用しないよう求める申請を行うことを強く勧めます」と語った。

 そして、「確認のためパトロールビデオを見る必要はありますが、ドワイヤー騎手はこの嫌疑について非はなく、汚名をすすぐために戦うでしょう」と付言した。

 ドワイヤー騎手の義理の父ウィリアム・ミュア(William Muir)調教師は、同騎手の騎乗停止期間と重なる英1000ギニーと英オークスにパーアロング(Purr Along)を出走登録している。

 ミュア調教師は、「冗談みたいです。昨年リチャード・ヒューズ騎手に同じような裁決が行われたときも当惑しましたが、今回も同じように感じました」と語った。

 そのヒューズ騎手は“くよくよするな、元気を出せ”というメッセージを送り、「騎乗停止期間がどのくらいになるかわからず6ヵ月あるいは1年になるかもしれないので、その期間が言い渡されるのを待っているときが一番つらいです」と語った。

 そして、「不幸中の幸いは、ドワイヤー騎手の騎乗停止期間がシーズンの始めであることです」と付け足した。

By Graham Green

[Racing Post 2013年3月22日「Dwyer hit with ‘unbelievable’ 56-day ban」]


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