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TOPページ > 海外競馬ニュース > ニューヨーク州引退競走馬調査委員会、人工馬場についての議論は留保(アメリカ)[その他]
海外競馬ニュース
2010年02月18日  - No.7 - 5

ニューヨーク州引退競走馬調査委員会、人工馬場についての議論は留保(アメリカ)[その他]


 ニューヨーク州競馬賭事委員会(New York State Racing and Wagering Board)の会長であるジョン・サビーニ(John Sabini)氏は、“人工馬場対ダート馬場”の議論はニューヨーク州においてはもはや議論の争点ではないと述べた。

 サビーニ氏は1月28日にニューヨーク州スケネクタディで会合を行った引退競走馬調査委員会(Task Force on Retired Race Horses: TFRRH)の共同委員長を務めている。TFRRHの目的の1つは、引退競走馬へ第2のキャリアを準備する以外に、人工馬場を調査し、州知事と州議会に提言を行なうことである。

 サビーニ氏は、「仮に議論になるとしても、近い将来にニューヨーク州で人工馬場についての議論が起こるとは思えません。NYRA(ニューヨーク競馬委員会)は人工馬場へ異論を唱えています。我々の州には人工馬場を敷設している競馬場は1つもありません。賛成・反対のどちらにしても、議論は十分な証拠が得られるまで延期するのが賢明です。人工馬場の馬への安全性などの効果は決定的ではありません」と語った。

 TFRRHは2008年8月、ニューヨーク州サラトガスプリングスで数百人の人々を迎えて、有名な調教師、騎手、獣医師および競馬場役員が議論に加わったシンポジウムを開催した。バーバロ(Barbaro)やエイトベルズ(Eight Belles)のような一流馬の故障や安楽死処分が広く取り沙汰されたことをうけて、人工馬場の安全性の問題が大きなテーマになった。

 カリフォルニア州のサンタアニタ競馬場は最近、その人工馬場であるプロライドを水はけ問題のために撤去する計画を発表した。一方、デルマー競馬場はその人工馬場であるポリトラックを維持することを決定した。

 サビーニ氏は、「人工馬場について議論することは当面延期したいと思います」と述べた。

 またサビーニ氏は1月28日の会合で、2010年春に行なわれる馬主アーネスト・パラガロ(Ernest Paragallo:動物虐待のかどで起訴)氏の裁判がサラブレッドの引退後の計画改善に影響するか、についての議論を行った。

 起訴陪審は、2009年4月ニューヨーク州クライマックスにある同氏のセンターブルック牧場(Center Brook Farm)において、177頭の馬が飢餓あるいは重篤状態にあったのが発見されたことをうけて、動物虐待の35訴因に基づいてパラガロ氏を起訴した。

 TFRRHは引退競走馬に第2のキャリアを準備するプログラムを計画し、資金を確保する試みを行っている。

 サビーニ氏はパラガロ氏の裁判を引き合いに出し、「このニュースについてはもっと多くの詳細が分かるでしょう。そうなれば人々はアイデアを提供してくれるでしょうし、私はその時に意見を述べる機会があると考えています」と述べた。

 モデルのクリスティー・ブリンクリー(Christie Bringkley)氏や、名高いコンサートの興行主であるロン・デルセナー(Ron Delsener)氏のような多くの一流のセレブ達はすでに、競走引退後プログラムに賛意を表明している。サビーニ氏は、デルセナー氏は貴重な財源となり得る音楽およびエンターテイメント事業の重要人物と個人的繋がりがあると述べた。

 現在まで資金援助の大半は競馬産業内からなされてきた。2009年の夏は、NYRA、ジョッキークラブ、ニューヨークホースメン協会(New York Thoroughbred Horsemen’s Association)およびニューヨーク騎手共同体(New York’s jockey colony)が、サラトガスプリングスを拠点とし、数州にわたる約1300頭の馬の面倒をみるサラブレッド引退馬基金(Thoroughbred Retirement Foundation: TRF)に全部で10万ドル(約1000万円)を拠出した。

 TRFの専務理事ダイアナ・ピカルスキー(Diana Pikulski)氏は、「活動費を寄付金だけに頼ることはできないでしょう」と述べた。

 TFRRHは、デヴィッド・パターソン(David Paterson)ニューヨーク州知事や上院の競馬・賭事・ゲーミング委員会(Senate Racing, Wagering and Gaming Committee)の委員長エリック・アダムズ(Eric Adams 民主党−ブルックリン選出)議員が、競走引退後プログラムに馬券およびスロットマシン売上げの一部を収める法律を導入する見込に期待を表明した。そうなれば、競馬産業からの財政支援を補うためのいくらかの追加金がもたらされるだろう。

 サビーニ氏は、現在のところ引退馬の受け入れ先よりも引退馬の数が多いので、新たな競走引退後プログラムが作られなければならないと述べた。

 同氏は、「これまで以上にさまざまな受け入れ先を持つことが重要です。1つだけではうまく機能しないでしょう」と付言した。

By Paul Post
(1ドル=約100円)

[thoroughbredtimes.com 2010年1月29日「Sabini says surface debate a non-issue for New York」]


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