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No.21 - 3
モズアスコットが安田記念を制しG1優勝のフランケル産駒は3頭に(日本)[生産]
2018年06月07日

 現役時代に世界最高レーティング馬に2度輝いた種牡馬フランケルにとって、日本は縁起の良い場所であることが証明された。6月3日(日)、産駒のモズアスコットが東京競馬場の安田記念(G1 1600m)で最後に末脚を炸裂させて勝利を掴んだのだ。

 ゴール手前で接戦となったが、多くの馬に勝つチャンスがあった。しかし、終盤で容赦ない走りを見せ、アエロリット(父クロフネ)を差し切って首差で先着したのは、矢作芳人厩舎のモズアスコットだった。

 モズアスコットは、ジェーン・リヨン(Jane Lyon)氏のサマーウィンドファーム(Summer Wind Farm)で生産された。母はG2優勝牝馬インディア(India 父ヘネシー)、半姉はリステッドを制した短距離馬カリーナ(Kareena)。

 母インディアの半姉ピルファー(Pilfer)はステークス勝馬であり、母としてG1馬で若い種牡馬のトゥオナーアンドサーブ(To Honor And Serve)、G1優勝牝馬アンジェラルネー(Angela Renee)、ステークス勝馬エルナーウィ(Elnaawi)を送り出している。

 モズアスコットは日本でG1を制した2頭目のフランケル産駒である。1頭目は優良牝馬ソウルスターリングで、2016年12月に阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を制し、フランケルの初のG1優勝産駒となった。

 バンステッドマナー牧場(Banstead Manor Stud)で供用されているフランケル(10歳)は、初年度産駒の中から3頭のG1馬を出しており、もう1頭はクラックスマンである。同馬は6月1日(金)のコロネーションカップ(G1)で辛くも勝利を手に入れた。

 フランケルは合計25頭のステークス勝馬を出しており、今年は自己最高の種付料17万5,000ポンド(約2,538万円)で供用されている。

By Zoe Vicarage

(1ポンド=約145円)

[Racing Post 2018年6月3日「Third top-level winner for Frankel as Mozu Ascot strikes in Yasuda Kinen」]



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