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No.20 - 3
マインドユアビスケッツ、来年日本で種牡馬入り(日本)[生産]
2018年05月31日

 社台ファームは、ドバイゴールデンシャヒーン(G1)連覇を果たしたマインドユアビスケッツ(Mind Your Biscuits 5歳)を購買した。ユジェニオ・コロンボ・ブラッドストック社(Eugenio Colombo Bloodstock)がこの取引を仲介した。同馬は、年内は社台の勝負服を背負って現役を続行し、来年日本で種牡馬入りする。

 マインドユアビスケッツ(父ポッセ)はチャド・サマーズ(Chad Summers)調教師に管理され、マリブS(G1)、アムステルダムS(G2)、ベルモントスプリントチャンピオンシップS(G2)なども制している。

 昨年ドバイゴールデンシャヒーンでコミカス(Comicas)に3馬身先着して優勝し、今年の同レースではエックスワイジェット(X Y Jet)を頭差で下して連覇を果たした。

 マインドユアビスケッツは、ジャンピングジャックレーシング社(Jumping Jack Racingサマンサ・ウィル・バッカリ氏所有)により生産された。母ジャズマン(Jazzmane 父トセット)は、ウッドバインオークス優勝馬キムチ(Kimchi)の半妹である。

 2014年キーンランド1月セールに上場され、マクマーホールファーム(Machmer Hall Farm)により4万7,000ドル(約517万円)で購買された。そして同年のファシグティプトン社ニューヨーク州産馬1歳セールに再び上場されたが指定された最低価格に達せず、サマーズ調教師が同馬の所有権の25%を購買した。

 サマーズ調教師は本誌(ブラッドホース誌)に対してこう語った。「ドバイに再び遠征したとき、社台ファームはマインドユアビスケッツがラシックスなしで出走して優勝したことに感心していました。彼らのオファーの内容は素晴らしいものでした」。

 「マインドユアビスケッツを12月まで走らせる許可をもらいましたので、次はクラークH(G1 チャーチルダウンズ競馬場)を目指すつもりです。何よりも馬の気持ちを大切にしたいと思っていますので、ブリーダーズカップの後にまだ走りたい様子なら、もう1回出走させようと考えています」。

 「売却を決断するのは簡単なことではありませんでした。なぜなら毎年マインドユアビスケッツに会いに日本に行きたくはなかったからです。しかし、彼とは4年間ほぼ毎日一緒に過ごしたわけですから行くつもりです。彼が種牡馬として幸運に恵まれることを祈っています」。

By Zoe Vicarage

(1ドル=約110円)

[Racing Post 2018年5月25日「Shadai Farm secure dual Golden Shaheen hero Mind Your Biscuits」]



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