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TOPページ > 海外競馬情報 > 2018年の賞金総額が過去最高となる予測(イギリス) 【開催・運営】
海外競馬情報
2018年01月20日  - No.1 - 3

2018年の賞金総額が過去最高となる予測(イギリス) 【開催・運営】


 BHA(英国競馬統轄機構)は12月29日、2018年の賞金総額は前年から1,700万ポンド(約26億3,500万円)増加して1億6,000万ポンド(約248億円)に達することが予測されると発表した。

 すでに発表されていたように、賦課金収入からの賞金への拠出額は、競馬界の中間層・底辺層に恩恵をもたらすために800万ポンド(約12億4,000万円)増加する。また、競馬場からの資金提供額も増加する。これにより、馬主をはじめとするホースマンはこれまでで最高水準の賞金を受け取ることになる。

 競馬場は2018年に、資金提供額を900万ポンド(約13億9,500万円)増加させ、全体で8,400万ポンド(約130億2,000万円)を提供する見通しである。

 BHA・競馬場協会(Racecourse Association:RCA)・ホースメングループ(Horsemen's Group)の間で交わされた3年間の協定に従い、賦課金収入から賞金への拠出額は1月1日から増加する。それは主に、競馬界の中間層・底辺層を対象としている。今後大半のレースは総賞金6,000ポンド(約93万円)以上で施行されることになる。

 また、新しい"出走手当スキーム"が1月1日から適用される。このスキームは格下レースに適用される。平地では5着~8着馬に300ポンド(約4万6,500円)以上ずつ、障害では5着~8着馬に350ポンド(約5万4,250円)以上ずつの手当を支払う。この措置は、中間層・底辺層の馬主の収入を増加させるだけでなく、出走頭数を増加させることも目的としている。出走頭数が8頭以上となれば、そのレースは賭事客にとってより魅力的なものとなる。

 BHAのCEOニック・ラスト(Nick Rust)氏はこう語った。「2018年に大幅な賞金増加が見通されています。これは競馬に関わるすべての人々にとって大変重要な意味を持ちます。近年、競馬場からの資金提供が増えたことにより賞金総額は回復傾向にありましたが、最高級のレースに馬を出走させていない馬主や関係者にはほとんど還元されていませんでした。新しい賦課金制度を確立するにあたり、競馬界が政府とすべての政党から支持を受けたことは極めて重要でした。このことは、競馬界の中間層・底辺層で活動する人々を対象として支援できることを意味しています。2018年の賞金総額が増加することは、賞金を取り巻く状況を即座に解決するものではありません。しかし、正しい方向への一歩です。この朗報が馬を厩舎に預けようと考えている馬主へのインセンティブとなり、暮らしのために賞金をある程度頼りにしている騎手・調教師・厩舎スタッフにとって時宜を得た後押しとなることを望んでいます」。

 馬主協会(Racehorse Owners Association:ROA)はこのニュースを歓迎しているが、競馬界の底辺層へより多くの資金が提供されることを求めている。

 ROAのCEOチャールズ・リヴァートン(Charles Liverton)氏はこう語った。「前向きなスタートです。しかしすべてのホースマンに恩恵がもたらされるように、格下レースの賞金を確保するため競馬産業全体が努力を続けなければなりません。全国馬主調査の結果は、出走にかかるコストと得られる賞金がいかにして、馬主の競馬への関わりを失わせ、追加的な投資が行われない主な理由となっているのかを示しました。それゆえ、新しい出走手当スキームはそのコストを軽減し、格下レースに馬を出走させる馬主に見返りを与えるための一助となるはずです」。

 全国調教師連合会(National Trainers Federation)のCEOルパート・アーノルド(Rupert Arnold)氏はこう語った。「調教師にとって大きな後押しです。特に競馬界の草の根レベルに資金を投入することを歓迎します。格下レースに馬を出走させている多くのホースマンは暮らしを維持するのが大変だからです。この措置がより多くの馬主が競馬に関与することを促し、ひいては現役馬の頭数が増えることを望んでいます」。

 騎手協会(Professional Jockeys Association)の専務理事であるデール・ギブソン(Dale Gibson)氏はこう語った。「来年、開催日数が増えることで、競馬界で従事するホースマンの仕事量は増えます。とりわけギリギリで生計を立てている人々にとって、追加的な資金投入は不可欠です。しかし、開催日数が増えたことで騎手・厩舎スタッフ・調教師に一層の負担が強いられていることを考えれば、長期的にはまだ達成すべきことが多くあります」。

 競馬場協会(RCA)のCEOスティーヴン・アトキン(Stephen Atkin)氏はこう語った。「今回の賞金増加は、競馬場の資金提供を記録的レベルまで引き上げることで可能となりました。この功績は競馬場のものです。私たちはこの投資が競馬界に恩恵をもたらすことを望んでいます」。

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By Bruce Jackson

(1ポンド=約155円)

(関連記事)海外競馬ニュース 2017年No.35「過去最多日数となる2018年競馬開催日程、格下レースの財源増加(イギリス)」

[Racing Post 2017年12月30日「Prize-money in Britain to hit a record £160m in 2018」]


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