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TOPページ > 海外競馬情報 > 生誕100年もなお国民的英雄のマンノウォー(アメリカ)【その他】
海外競馬情報
2017年04月20日  - No.4 - 6

生誕100年もなお国民的英雄のマンノウォー(アメリカ)【その他】


 1917年3月29日の生誕から100年が経っても、マンノウォー(Man o' War)は競馬界で最も有名な馬の1頭であり続けている。同馬のモノクロ写真やきめが粗いビデオ映像は色褪せていくかもしれないが、スポーツ全般が黄金時代であった1920年代に達成された伝説的な21戦20勝は、今もなお私たちをワクワクさせる。同馬は1999年に『ブラッドホース誌 20世紀の競走馬トップ100』で1位となっている。

 競馬にほとんど関心を持たない人でも、少なくともマンノウォーとその厩務員ウィル・ハーバット(Will Harbut)氏については、ある程度のことを知っている。ハーバット氏は"最強馬(mostest hoss)"マンノウォーを"ビッグレッド"という愛称で呼んだ。

 ケンタッキー州レキシントン北部にあるグレッグ・グッドマン(Greg Goodman)氏のマウントブリリアントファーム(Mt. Brilliant Farm)は、この"最強馬"と強い繋がりを持つ。グッドマン氏は最初の経緯を詳細に説明した。同氏は2002年、マンノウォーの馬主サミュエル・リドル(Samuel Riddle)氏が所有し、その後ウォルター・ジェフォーズ(Walter Jeffords)氏に引き継がれ、老朽化していたファラウェイファーム(Faraway Farm)を購買した。マンノウォーは種牡馬としてここで繋養されていた。

 "歴史を手にしている"グッドマン氏はこう語った。

 「すっかり荒廃していたファラウェイ牧場は、私たちの牧場に隣接していました。1967年から馬が一頭もおらず、その頃から草が刈られていないようで、完全に放置されていました」。

 「マンノウォーがいた牧場だということを知っていましたので、購買することに本当にワクワクしていました。誰も言いませんでしたが、扉に名前が残っていたので、マンノウォーがどの馬房にいたのか見当が付きました。扉には真鍮の小さな切り文字が取り付けられていましたが、誰かが外してしまったようです。しかし、太陽の光が当たっていたので、外した後も名前が残っていたのです」。

 「厩舎の正面には、絞首台のような形をした土台に美しいベルが取り付けられていました。私たちはそのベルを修復し、新しい土台に取り付けました」。

 「数年前に厩舎に木が倒れ落ちました。私たちはその倒木を取り除き、掃除して、屋根板を取り除く必要がありました。しかし構造に異常がなかったので、約12枚の装飾板と床板を受ける3本の横木を取り除くだけで済みました。5つほどの木片を除いて、すべてが当初からあるものです」。

 「厩舎は1920年か1921年に建設されたもので、たいへん頑丈です。当時は最先端の建築物でした。通路には砂利と粘土、馬房内にも砂利が敷き詰められていました。私たちは厩舎内の地面にレンガを敷きましたが、それ以外はまさに当時のままです」。

 「今でも、厩舎を歩いているとゾクゾクします」とグッドマン氏は述べた。

 同氏は、改修工事中にマンノウォーがいた厩舎の裏に墓地を見つけた。この墓地には、ファーロウ(Furlough マンノウォーの牝馬)とその娘のエースカード(Ace Card)など、ジェフォーズファミリーが所有した優良牝馬のうちの数頭の遺骨があった。

 グッドマン氏は「それを見つけたときには本当に興奮しました」と語った。

 同氏はマンノウォーの馬房の扉を外して、マウントブリリアント牧場の事務所に飾っている。

 そしてこう語った。「今年は競馬の殿堂(Horse Racing Hall of Fame)に貸し出していますが、とても寂しく思います。来客があるといつも、彼らは最初にこれを見たがります。ここに飾っておくのが一番です」。

 「ここ何年にもわたって、9月のセリの前に、人生のほとんどを馬ビジネスに捧げているような一流のホースマンが馬を見るために私たちの牧場を訪れていますが、その全員がマンノウォーの馬房を見ることができるか聞いてくるのです」。

 「マンノウォーは誰にとっても大事な馬です。人々は彼の馬房を見に来るために電話してきますが、とりわけマンノウォーのことが大好きな年配の人々は馬房を見てまさに泣き崩れます」。

 「私たちはホースカントリー(Horse Country 競馬産業のリーダーが設立した、ケンタッキーの牧場や競馬事業体の見学を調整する団体)と一緒にマンノウォーツアーを開始しました。それ以前は、沢山の人々から"見に行きたい"という電話がきて、見学者は突然やって来ました。まだこんなにも多くのマンノウォーファンがいることは驚くべきことです」。

 「ちょうど(ジョージ・ワシントンが住んでいた)マウントバーノンに行くようなものですよね。"ジョージ・ワシントンはここに眠る"というように、マンノウォーはここに眠っているのです」。

マンノウォーは伝説の馬であり、この伝説はすぐに消えることはない。

By Evan Hammonds

[bloodhorse.com 2017年3月22日「What's Going On Here-National Treasure 」]


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