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TOPページ > 海外競馬情報 > ゲーム機への税率引き上げで賭事産業が悲鳴(イギリス)【開催・運営】
海外競馬情報
2014年04月20日  - No.4 - 3

ゲーム機への税率引き上げで賭事産業が悲鳴(イギリス)【開催・運営】


 ジョージ・オズボーン(George Osborne)財務大臣が3月19日の予算演説で、ゲーム機への税率を引き上げるという予期せぬ発表をしたことで、ラドブロークス社(Ladbrokes)とウィリアムヒル社(William Hill)の株は急落し、賭事産業は呆然とした。

 オズボーン大臣が、物議を醸しているカテゴリーB2のゲーム機(“固定オッズ発売端末(fixed-odds betting terminals)”とも呼ばれる)への税率を20%から25%に引き上げたことで、ラドブロークス社は特に大きな打撃を受ける。このゲーム機は、約半数のベッティングショップの売上げに貢献している。

 政府は2015年3月から適用されるこの増税による追加費用は7,500万ポンド(約127億5,000万円)と見積もっている。ウィリアムヒル社は、2013年に税率が改められたのでさらに1,600万ポンド(約27億2,000万円)の負担が掛けられると語った。

 賭事産業の代表者たちは、この税率引き上げは数千ものベッティングショップとその雇用を脅威に晒し、賭事依存症の問題に対する何の解決策にもならず、競馬およびグレイハウンド産業への支援も脅かすだろうと警鐘を鳴らした。

 英国ブックメーカー協会(Association of British Bookmakers)のCEOダーク・ヴェニックス(Dirk Vennix)氏は3月19日に次のように語った。「昨年導入されたゲーム機税(machine games duty: MGD)は、賭事産業に5,000万ポンド(約85億円)の追加費用を生じさせており、国内の1万5,000件以上の雇用と3,000店以上のベッティングショップに大きな影響を与えています」。

 「本日の発表のようにMGDが導入されてからすぐにその税率が25%に引き上げられることは、悪い方針の上塗りです。これで賭事産業はさらに7,500万ポンド(約127億5,000万円)を負担することになります。そして、多くが小規模な家族経営であるベッティングショップの30%は、1週間の利益が300ポンド(約5万1,000円)以下になります。反射的で無分別な税の引上げは、今やベッティングショップで働く人々の将来を危険に晒します」。

 そして次のように続けた。「ベッティングショップ内で運営しているゲーム機について、最近頻繁に議論がなされています。B2ゲーム機へのMGDの税率引上げは、高まりつつある懸念に対処するのに何の役にも立たず、0.5%という低水準を保つ英国の賭事依存症のレベルに全く影響を与えません」。

 「賭事営業免許を持つブックメーカー産業は、利益(6億ポンド(約1,020億円))より多くの額(10億ポンド(約1,700億円))を納税する英国で唯一の部門です。政府が賭事産業から法外の金額を取り続けようとする願望は、私たちが競馬およびグレイハウンド産業を支援する能力を徐々に弱めます。これは職を失わせ、賭事依存症の問題に取り組むために私たちがすべき調査、学習および訓練への投資額を減少させます」。

 このニュースを発表したオズボーン大臣は、下院議会に対して次のように語った。「固定オッズ発売端末は約10年前に賭事法が緩和されてから急増しました。このゲーム機は大幅に増加しましたので、今その税率を25%に引き上げることは妥当です」。

 賭事産業は4月にゲーム機規制に対していくつかの措置が採られると予想しており、今や税率引き上げによりさらに打撃が与えられるかどうかを不安な気持ちで見守るだろう。

 予算演説では、「文化・メディア・スポーツ省(Department for Culture, Media and Sport)はB2ゲーム機(固定オッズ発売端末機)の規制を考慮するために見直しを行っており、復活祭の前にはそれを報告できるでしょう」とされていることから、MGDの税率引上げはその見直しと同時に実施される。

 アナリストたちは、B2ゲーム機よりも利益が少ないB3ゲーム機の税率が引き上げられないことが明らかになったとき、当初の非常に憂鬱な予測を抑制した。

 それにもかかわらずインヴェステック社(Investec)のジェームズ・ホリンズ(James Holins)氏は、この税率引き上げはウィリアムヒル社の税引前利益を5%減少させる一方で、ラドブロークス社は約15%前後の損害を受けるだろうと語った。

 「このニュースは驚くべきことであり、いずれの株価にも明らかに否定的に作用します」と同氏は付言した。

 ラドブロークス社のスポークスマンであるキアラン・オブライエン(Ciaran O’Brien)氏は、いくらかの猶予を賭事産業に与えてくれるよう要求した。

 同氏は次のように語った。「今日の発表は、今でも重く課税されている賭事産業にいっそう負担させることを意味しています。賭事業者は悲鳴をあげていますし、私たちも株主への約束を実行する一方で、雇用支援と税基盤を得るために安定感が必要です」。

By Bill Barber
(1ポンド=約170円)

[Racing Post 2014年3月20日「FLOORED―Bookies hit by rise in gaminig machine duty」]


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