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TOPページ > 海外競馬情報 > ブリーダーズカップ、2013年もサリックス使用を禁止せず(アメリカ)【開催・運営】
海外競馬情報
2013年03月20日  - No.3 - 1

ブリーダーズカップ、2013年もサリックス使用を禁止せず(アメリカ)【開催・運営】


 ブリーダーズカップ協会(Breeders’ Cup Ltd.: BCL)は、今年のブリーダーズカップ開催でサリックス使用禁止措置を拡大せず、この利尿剤の使用禁止は2歳レースのみとし他の全レースでは認めるという昨年の方針を続行することを選択した。

 BCL理事会はフロリダでの会議の1週間後の3月1日、電話会議を開催した。フロリダでの会議では、薬物問題について話し合われたが、行動は起こされていなかった。

 BCLは、フロセミド(サリックスあるいはラシックスとも呼ばれる)の競走当日の使用禁止を2013年ブリーダーズカップの全レースに拡大することを計画していたが、理事会メンバーは2012年の方針を維持することを投票で決定した。

 BCL理事会は、2011年に開設されたBCジュヴェナイルスプリントの廃止も決定した。

 また、重度の運動誘導性肺出血(exercise-induced pulmonary hemorrhage:EIPH)の予防あるいは軽減のためサラブレッドに使用されるサリックスについて踏み込んだ研究を求めた。そして、そのための資金拠出を保証し、競走馬におけるEIPHの発症原因とその結果、そしてその発症を減少させるための潜在的な代替手段についての競馬界全般の独自の調査に協力するよう他の競馬団体に呼び掛けた。

 BCLのトム・ルット(Tom Ludt)会長は、次のように語った。「薬物使用ルールについて大きな意見の相違があることを再認識していますが、産業全体でルールの統一化を模索することに加え競走当日薬物使用の影響について、独自の科学的調査のために協力することは、意見の相違の排除につながります。BCL理事会は現時点でこの措置、つまり2歳レースでのサリックス使用を禁止し他のレースではその使用を容認する2012年の方針を維持し続けることが、最も現実的なやり方であると考えています」。

 昨年同様、サリックス使用が認められるレースにおいては、カリフォルニア州競馬委員会(California Horse Racing Board)とBCLが認可した獣医師のみが薬物を投与することができる。
プレスリリースにおいてBCLは、過去十年間ブリーダーズカップ開催で、調教中薬物検査・安全性確認・競走前と競走後薬物検査において指導的立場を果たしてきていると述べた。今年のブリーダーズカップへの出走馬はすべて、出走レースの発走時間の72時間前から監視下に置かれる。

 BCLは、2年間施行した総賞金50万ドル(約4,500万円)のBCジュヴェナイルスプリント(1200m)をブリーダーズ開催から除外することも決定したがその理由についてBCLクレイグ・フラヴェル(Craig Fravel)理事長は、次のように語った。「BCジュヴェナイルスプリントはこの2年間、出走頭数と全体的なレースの質でブリーダーズカップに期待される水準を満たしていませんでした。また、BCジュヴェナイル(G1)とBCジュヴェナイルフィリーズ(G1)の出走頭数にも悪影響を与えていると判断しました」。

 「15レースから14レースに減少しても、馬主と関係者にとって重要な今年の賞金は、昨年を上回る2,500万ドル(約22億5,000万円)になると見込んでいます。過去数年でレース数は拡大しましたが、競馬ファンが楽しめる激しい競走を提供し、世界中のホースマンと関係者にとって最高レベルの競走に馬を出走させる場とすることに重点を置いています。私たちは各レースが目的に適っているかを確認するため、今後毎年個々のレースについて検討し続けるでしょう」。

 BCLは、“勝てば参加できる(Win and You're In)”条件のブリーダーズカップ・チャレンジの全日程も承認し、今後数週間内に発表される予定である。


ダーレー社のCOO、ブリーダーズカップ理事会を脱退

 ダーレー社のCOOオリバー・テイト(Oliver Tait)氏は、薬物方針への見解の違いから、ブリーダーズカップ協会(Breeders’ Cup Ltd.: BCL)の理事会を脱退した。

 テイト氏は、3月3日に発表されたダーレー社のプレスリリースにおいて、「BCLは、以前合意し表明していた“2013年ブリーダーズカップはラシックスなしで開催される”という立場を逆転させました。結果として、私はBCL理事会を脱退します」と述べた。

 テイト氏は次のように語った。「ダーレー社の指導者であるモハメド殿下(Sheikh Mohammed)はこの30年間米国競馬界の最重要人物の1人です。同殿下は、米国競馬は将来新世代の参加者と熱心なファンに喜び賞賛されるものになるという見解を持っていますが、現実的にはブリーダーズカップはそのためには薬物使用を排除しなければなりません」。

 「世界中のすべてのスポーツは薬物に関して前進しています。しかし、今回の件は前進ではありません。BCLは競馬界のリーダーであり、私はその理事会のメンバーであることに誇りを感じていました。2011年に競馬界における薬物問題に道を開くことを適切にかつ幅広く選択したにも拘わらず、現在少し前の時代に逆戻りしてしまいました。近い将来BCLが再び競馬界を良い方向へ導くことを望んでいます」。

By Blood-Horse Staff
(1ドル=約90円)

[bloodhorse.com 2013年3月1日「Breeders' Cup Will Not Expand Furosemide Ban」、3月3日「Oliver Tait Resigns from BC Board Over Salix」]


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