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TOPページ > 海外競馬情報 > 北中米競馬委員会協会、5年で薬物を全面的に禁止(アメリカ)【獣医・診療】
海外競馬情報
2011年04月22日  - No.8 - 5

北中米競馬委員会協会、5年で薬物を全面的に禁止(アメリカ)【獣医・診療】


 北中米競馬委員会協会(Association of Racing Commissioners International: RCI)の前会長と新会長の両名は、競馬における馬への薬物投与を5年で段階的に廃止することを提唱した。しかし、いくつかのホースメングループと他の団体が反対するであろうと考えられる。

 コロラド州競馬委員会(Colorado Racing Commission)の会長であり、RCIの前会長であるダン・ハートマン(Dan Hartman)氏は、「5年で段階的に廃止することは、北米競馬の方針を欧州や香港のような他国の競馬で実行されている方針と調和させるのに妥当な措置です。段階的アプローチはホースマンと馬主が変化に適応するのに十分な時間を与えることになります」と語った。

 新任のRCI会長であるウィリー・ケスター(Willie Koester)氏は、ハートマン氏と同様の考え方で、RCIは3月27日にニューオーリンズ州で開催された年次会議で結論を出し、3月28日に馬への薬物投与についての声明を出した。

 ケスター氏は、「現在99%のサラブレッドと70%のスタンダードブレッドが競走の4時間前に何らかの薬物を投与されています。しかし、レースに勝つために薬物が必要であると考えている調教師を除いた人々や大衆にはこの事実は受け入れられないものなのです」と語った。

 同氏は次のように付言した。「私は当時政策決定者が良かれと思って薬物使用を許可したと確信しています。しかし競馬関係者がレースに勝つため一段と躍起になっている状況の中では、許可したことで競馬開催州は閾値レベルを操作することを強要され、競馬産業の評判も傷つけました」。

 ホースメングループは、合法の治療薬物が微量レベルで検出され“陽性反応”となったことで競馬産業への損害が生じてきたと繰り返し述べてきた。RCIの声明では海外の競馬管轄区において認められている調教のための治療薬物の使用については言及されていない。

 RCIのエド・マーチン(Ed Martin)理事長は、ニューオーリンズ州に集まったメンバーは薬物方針の徹底的な見直しに対し受容的であると語った。ケスター氏は、変更は避けがたいとし、RCIに道徳的になり、オーストラリア、ドバイ、ヨーロッパ、香港、そしてロシアでさえも採用されている薬物ルールを実行するよう要求した。

 RCIは近年、薬物への意見の一致を推し進め、薬物検査実施の改善のために設立された薬物規制標準化委員会(Racing Medication and Testing Consortium: RMTC)の勧告に大いに基づいた薬物方針をベースとしていた。ゼロ・トレランス主義(zero tolerance:0以外は陽性)への転換はその方針からの離脱を示すだろう。

 RMTCのメンバーは、ホースマンの代表者、馬医学担当理事および獣医師たちから成り立っている。その中でもとりわけホースマンは、調教中の治療薬物使用および違法薬物による汚染状況を考慮してみれば、ゼロ・トレランス主義のようなものが採用されるようなことはありえないと述べた。

 ハートマン氏はRCIのメンバーに、「規則を取り締まる我々が、競馬界において馬と賭事客を代弁する唯一の声となります。今や私たちがその両方のために水準を引き上げるときです」と述べた。

 さまざまな産業の役員は、RCIの立場について迅速にコメントを出すことは控えた。

By Tom LaMarra

[thoroughbredtimes.com 2011年3月28日「RCI: Phase Out Use of Drugs in Five Years」]
 


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