EnglishKorean
中文Francais
Japanese Stud Book


世界の競馬
海外競馬ニュース(毎週更新)
海外競馬情報
海外競馬場・日程
海外競走登録・遠征情報
世界の競馬および生産統計 アジア競馬会議・競馬連盟
軽種馬登録情報
軽種馬登録ニュース
統計データベース
軽種馬の登録の仕組み
登録のあゆみ
ユビキタス関連
マイクロチップについて
申請書類ダウンロード

モバイルサイト
TOPページ > 海外競馬情報 > 最大の競馬場グループ、賞金への拠出額を220万ポンド増額(イギリス)【開催・運営】
海外競馬情報
2011年03月25日  - No.6 - 1

最大の競馬場グループ、賞金への拠出額を220万ポンド増額(イギリス)【開催・運営】


 英国最大の競馬場グループであるジョッキークラブ競馬場社(Jockey Club Racecourses: JCR)は2月9日、2011年度の賞金への拠出額について220万ポンド(約3億800万円)の増額を行った。しかしそれは、ホースメングループ(Horsemen’s Group)が2011年1月に、レースのクラスごとの最低賞金額を目標額として勧告し議論を呼んだ“レースの最低賞金額表”への完全な回答にはならなかった。

 JCRの措置は、ホースメングループの“最低賞金額表”とは全く別に検討されてきたもので、2011年における英国全体の総賞金に対する拠出の下限を1,320万ポンド(約18億4,800万円)から、これまでの最高額となる1,540万ポンド(約21億5,600万円)に引き上げるものである。

 これは、開催中止を加味しない場合、JCRが全14競馬場に1開催日あたり9万1,000ポンド(約1,274万円)に相当する総賞金を分配することになり、全体では35%減少する競馬賭事賦課公社(Levy Board:賦課公社)の本年度の賞金配分の削減幅が、JCRの競馬場では約9パーセントに抑えられることを意味する。

 JCRは、今回の措置が“最低賞金額表”にあるすべての賞金額と釣り合わせることを目指しているわけではないと述べた。一方ホースマンの期待は、その追加資金が、十分なインパクトを与えうる数の一般レースに向けられ、JCRの賞金目標額を満たすレース数が“大幅に”増加するようになることであった。

 競走馬の馬主であるホースメングループのポール・ディクソン(Paul Dixon)会長は、JCRは積極的に取り組み始めたと語った。

 JCRの会長でありジョッキークラブのCEOであるサイモン・バザルゲット(Simon Bazalgette)氏は次のように語った。「ジョッキークラブは、競馬への深く継続的な関与の一環として、我々の利益を英国の競馬に再投資します。2010年に我々全員が直面した困難な課題にも拘らず、我々は賞金の増額のために記録的な貢献を行うことができました」。

「現在、我々は拠出金を1,540万ポンド(約21億5,600万円)に引き上げようとしています。そのためには、2011年の我が社の事業のために設定した、チケット販売、スポンサーシップ、メディア権およびホスピタリティーパッケージによる収入目標を達成しなければなりません」。

「この計画プロセスの一環として、我々はホースメングループと協議しました。その結果グループ全体で同じように実行されれば、我々の総賞金額は“最低賞金額表”が要求する合計額よりも300万ポンド(約4億2,000万円)ほど多くなるでしょう」。

「この追加額は、これまでよりも遥かに多い競走において“最低賞金額表”を満たすことを意味します。しかし、もしすべての競走で満たすことができる方法が唯一あるとすれば、それは、我々の賞金プログラム全体を再分配することとし、世界的に最も象徴的ないくつかの競走の賞金を削減してその分を他の競走に配分することでしょう」。

 しかしバザルゲット氏は、そのような措置をとれば、ダービーやオークス、ギニー競走、チェルトナム・フェスティバルおよびグランドナショナルを含むJCRグループの競馬場が主催する多くの主要な競馬開催の名声を失わせることになるだろうと断言した。

 そして、「JCRの競馬部門と経営陣は、我々の資産から最高の商業収入を生み出すプログラムに数年間取り組んで来ました。それが、これほど多額の資金を賞金に再投資出来る主要な理由のひとつです」と付け加えた。

 また同氏は、ホースメングループが議論の中でこのことを評価したと述べ、この220万ポンド(約3億800万円)は、最低賞金額表の金額以下の競走を対象にするというよりもグループのプログラム全体に配分されるだろうと付言した。

 最低賞金額表の金額を厳格に適用しようとすると、表の金額では5万9,138ポンド(約827万9,320円)とされているG3の障害競走であるグランドナショナル(John Smith’s Grand National)の総賞金額は、2010年の90万ポンド(約1億2,600万円)から大幅に引き下げられることになるだろう。競馬場協会(Racecourse Association: RCA)が最低賞金額表の金額を“信頼できるものでない”と退けた理由は、このためである。

 ディクソン会長は、JCRの行動が他の競馬場グループおよび独立の競馬場を刺激し、彼らが後に続くことを期待している。しかしながら、最低賞金額表の決定過程に競馬場は参加させないとするホースメングループの判断が競馬場との関係を疎遠なものとしており、メンバーとの対話を行おうとするRCAの招きに各競馬場はこれまでのところ応じていない。

 ディクソン会長は次のように述べた。「JCRによる競馬施行は、英国の全競馬開催日程の25%ですが、現在競馬場が行う賞金拠出全体のほぼ50%を占めています。このことは英国競馬界におけるJCRの独特な立場を強化し、ホースマンに対する支援パートナーであることを一層裏付けています」。

 RCAのCEOであるスティーブン・アトキン(Stephen Atkin)氏は、「JCRは、賞金に対して非常に重要な貢献を目に見える形で行いました。また現在の姿の最低賞金額表は信頼できるものでないということも浮かび上がらせていますが、競馬場は賞金額としてさらに資金を投入することを約束しており、それが実現しつつあります」と語った。

By Jon Lees
(1ポンド=140円)

[Racing Post 2011年2月10日「£2.2m Biggest racecourse group ‘steps up to plate’ with massive prize boost」]
 


上に戻る