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TOPページ > 海外競馬情報 > BHA、新たに導入した鞭使用ルールを大幅修正(イギリス)【開催・運営】
海外競馬情報
2011年11月04日  - No.21 - 4

BHA、新たに導入した鞭使用ルールを大幅修正(イギリス)【開催・運営】


 BHA(英国競馬統轄機構)の検討グループは10月21日午前、騎手たちのストライキ断行を回避する最後の努力として、議論を呼んでいる鞭使用ルールの大幅修正を発表した。

 騎手たちは、鞭使用ルール違反で騎乗停止処分を受けた場合でも騎乗手当は没収されなくなった。そして進上金は鞭使用の上限回数を2回以上超過した場合に没収されることとされ、1回超過した場合には、騎乗停止処分は科されるものの進上金を没収されることはなくなった。

 レース全体での鞭使用回数の制限は、修正ルールにおいても平地競走で7回まで、障害競走で8回までの現状どおりであるが、最終1ハロンと最終障害飛越後に5回と定められていた制限は撤回された。
10月10日に厳格な新しいルールが導入された後に発生したすべての鞭使用ルール違反には、この修正された一連のルールが遡って適用される。

 これにより、10月15日にアスコット競馬場でシリュスデゼーグル(Cirrus Des Aigles)に騎乗してチャンピオンSを制した際に、最終の1ハロンで6回鞭を入れて5日間の騎乗停止処分を科され、5万2,000ポンド(約676万円)の進上金を没収されていたクリストフ・スミヨン(Christophe Soumillon)騎手には、その進上金が支払われることになる。

 修正されたルールは10月21日のレース開始時から適用される。

 BHAの声明は次のように述べている。「理事会は、競馬のルールを最高水準のものとし、英国競馬が馬の福祉において世界をリードし続けられるよう尽力しています」。

「競馬は難題がつきもののスポーツですが、競馬が持つ力でいつもそれは克服されます。競馬の参加者の共通目標を見つけ出し競馬を最優先に考えることで、これらの難題にうまく対処することができるのです」。

 しかしながら、このルール修正は王立動物虐待防止協会(Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals:RSPCA)の同意を得ていない。RSPCAの馬担当コンサルタントであるデヴィッド・ミュア(David Muir)氏は、「これらのルール変更はRSPCAの深刻な懸念の1つです。商業的圧力ではなく馬の福祉が最優先事項でなければなりません」と語った。

 そして次のように続けた。「RSPCAがこの検討プロセスを推進したとき、私たちは騎手の鞭使用における慣行の変化が約束されたと感じました」。

「もしそれが現実のものとならず、とりわけ最終障害飛越後や最終の1ハロンで鞭が目一杯使われているのを目の当たりにすれば、私たちは見直し検討の趣旨に従って少なくともルールを修正前に戻すよう求めるでしょう」。

「大衆はこの問題について非常に関心を持っています。騎手はこの関心の深さを自覚し、ルールに従い鞭を最低限しか使用しないようにすべきです」。

By Graham Green

[Racing Post 2011年10月21日「Whip rules amended following BHA review」]


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