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TOPページ > 海外競馬情報 > アイルランド政府、トート社売却を助言(アイルランド)【開催・運営】
海外競馬情報
2011年06月10日  - No.11 - 5

アイルランド政府、トート社売却を助言(アイルランド)【開催・運営】


 アイルランド政府が全体の国有商業財産をどのように処分するかについて助言を得るため委託していた報告書において、アイリッシュナショナルスタッド(Irish National Stud)とアイリッシュトート社(Irish Tote)の売却が勧告された。

 国有財産・負債検討グループ(Review Group on State Assets and Liabilities)は報告書を作成し、ホースレーシングアイルランド(Horse Racing Ireland: HRI)とアイルランドグレイハウンド委員会(Bord na gCon)に対して取引条件が納得のいくものであればレースコースの所有権を処分すべきであると勧告した。

 4月20日に発表されたこの報告書は、アイリッシュナショナルスタッドは過去10年に亘って営業損失を出しているにも拘らず経営継続能力はあると述べた上で、同牧場の損益勘定における積立金が激減していることに言及している。

 また、報告書は次のように述べている。「赤字団体が資産売却や株式投入によって資金を調達せずにいつまで運営を続けられるかについては限界がある。財務省はすでに、サラブレッド生産に資本投資するために2000年に100万ユーロ(約1億2,000万円)、2006年に110万ユーロ(約1億3,200万円)の株式投入を行っている」。

 そして次のように付け加えている。「アイルランドの民間のサラブレッド生産業は、成熟しておりすでに世界のリーダーである。したがってアイリッシュナショナルスタッドは、もはやアイルランドの生産者に最良の種牡馬の血統を利用させる重要な役割を果たしておらず、このような施設を国が所有し続ける必要性は見直されるべきである」。

 広範にわたる報告書において、経済回復策を探るために一流経済学者のコルム・マッカーシー氏が座長となり2010年7月に設立された検討グループは次のように述べている。「HRIは基本的には競馬産業を統轄する機関であるが、競馬場を所有することがその使命の中心であるかどうかは明らかではない」。

 HRIは、レパーズタウン、ナヴァン、フェアリーハウスそしてティパラリーの各競馬場を所有している。HRIのCEOブライアン・カヴァナー(Brian Kavanagh)氏は4月20日夜、この報告書について次のように語った。「報告書は、トート社と競馬場の今後予定される売却についての非常に適切な勧告を行っています。私たちはこの報告書をよく読んだ上で、5月の理事会で議論する予定です」。

「商業的に実行可能な取引条件についての言及は非常に重要ですが、報告書の内容は、私たちのこれまでの方針になかった点や異なる点はほとんどありません」。

 また、カヴァナー氏は次のように付け加えた。「英国の多くの競馬関係者がトート社を獲得したいと努めているときにアイルランドのトート社の処分が勧告されているのは、まったく皮肉なことです」。

By Tony O’Heihir
(1ユーロ=約120円)

[Racing Post 2011年4月21日「Irish government advised to sell Tote」]
 


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