EnglishKorean
中文Francais
Japanese Stud Book


世界の競馬
海外競馬ニュース(毎週更新)
海外競馬情報
海外競馬場・日程
海外競走登録・遠征情報
世界の競馬および生産統計 アジア競馬会議・競馬連盟
軽種馬登録情報
軽種馬登録ニュース
統計データベース
軽種馬の登録の仕組み
登録のあゆみ
ユビキタス関連
マイクロチップについて
申請書類ダウンロード

モバイルサイト
TOPページ > 海外競馬情報 > 辣腕シャピロ氏、カリフォルニア州競馬委員会を去る(アメリカ)【その他】
海外競馬情報
2009年01月23日  - No.2 - 4

辣腕シャピロ氏、カリフォルニア州競馬委員会を去る(アメリカ)【その他】


 4年間カリフォルニア州競馬委員会(California Horse Racig Board: CHRB 訳注:各州の競馬委員会は各州政府の一部局)の委員長であったリチャード・シャピロ(Richard Shapiro)氏は競馬の監督者として強硬で、介入型の人であった。しかしシャピロ氏は、「行政機関としてのCHRBの委員であることで、お役所的な制 約を強いられ、次第にストレスが溜まってきました」と語った。

 12月5日にシャピロ氏はCHRBを辞任したが、特に委員長を務めた3年間は、波乱に富み、時折議論を巻き起こし、彼自身が認めているようにいつも上出来であったとは言えない。

 同氏の断固としたリーダーシップのもとで、馬と競馬関係者の福祉が前進した。過去2年間における最も注目に値する動きは、州内の主要競馬場に対してダー ト馬場から人工馬場への切り替えを命じたこと、薬物規制の強化(薬物分類の改正、薬物検査手続の改善および薬物違反者に対する罰則強化)である。CHRB は競走馬へのアナボリック・ステロイド投与を撲滅し、“ミルクシェイク(重炭酸塩)”の使用を著しく減少させた。

 しかし、同氏の抱負はもっと大きかった。

 電話投票賭事(advance deposit wagering)の拡大による影響で、シャピロ氏の親族が1960年代のチャンピオン馬ネイティブダイバー(Native Diver)を出走させていた頃から、サラブレッド競馬が変化している。同氏はCHRB委員として繋駕競走にも大きく関わるようになったのだが、繋駕競馬 は古いルールのもとで施行され続けていると述べた。

 同氏は次のように語った。「人々が家に居ながらにして賭事を行えるようにしたことで、競馬場のスタンドはガラガラになってしまいました。競馬場に“1 人”でいることは居心地の悪いことになりました。また、競馬場への投資も減り、競馬場は全体的に十分な収益を上げていません。同時に、競馬産業は規則や法 律によって競馬場が自ら改革する能力を制限されています。カリフォルニア州の場合、収益を創出するために新たなゲーム賭事を導入することが許されないの に、免許料は私たちの競馬が誕生したときと同じルールで算定され、支払いを要求されます」。

 「私たちは競馬にはめられた手錠(制約)を外し、競馬を存続させるか自身の決断で消滅させるか選択しなければなりません。私たちは競馬関係者の投資意欲 を高める必要があります。また、実際に競馬場の運営を経済的に実行可能なものにしなければなりません。競馬の近代化は不十分ですし、ファン層も拡大してい ません」。

 シャピロ氏は、競馬産業が新しい事業アプローチのもとで一体となることが出来たなら、議会において共感してくれる人が出てくると確信している。

 「多岐にわたる見解があり、多くの利害関係者がいますが、競馬の改善のために一体となる方法を見つけるべき時です。ドアを閉めて決着がつくまで殴り合う ような議論もし、事業プランをまとめたら笑顔でドアから出てくる、今まさにそのような時期です。私たちがそれをやる気になれば、サクラメント(カリフォル ニア州の州都)には私たちが一体になるために援助することを望む人々が居ると確信しています」。

 「誰も競馬産業が衰退するのを見たくはありませんし、5万人の失業者が出るのを見たくもありません。競馬産業を計画的に発展させ、それを促進するために手を取り合って立ち上がるべきです」。

 シャピロ氏は、今後も要請があればカリフォルニアの競馬を良くしたいと思っており、その情熱と願望があると語った。

 シャピロ氏は、「私は競馬のために十分に尽くしました。CHRBから逃げ出すわけではありません。私は競馬の支持者であり続けますが、今後私がどのような役割を担うかまだ分かりません」と付言した。

 CHRBは近い将来、ジョン・ハリス(John Harris)副委員長が暫定的に委員長を務める。新委員長は2009年1月15日のCHRBの会合において選出される予定である。2000年から CHRBのメンバーであり、2004-05年に委員長を務めていたハリス氏は、CHRBの他の委員が求めるなら今後数ヵ月間委員長を務めるつもりだと語っ た。

 シャピロ氏について、ハリス副委員長は、「重要なことは、シャピロ氏は私たちのそばにいつづけるだろうということです。同氏は初め、競馬産業の一部から 反感を買いました。しかし時が経つとともに、競馬の利益のために熱心に取組んでいることを知り、反感はほとんどなくなりました。同氏ははっきりと物を言う 人ですが、飲み込みの早い人です」と語った。

 ハリス氏は、シャピロ氏がカリフォルニアの競馬の将来を形作る役目を担うことに期待していると述べ、議論はあったものの、その将来像に思いを巡らすのは時期尚早だと語った。ハリス氏は笑みを浮かべながら、「シャピロ氏から目が離せません」と付言した。

 

By Jack Shinar

[bloodhorse.com 2008年12月25日「Shapiro Reflects on CHRB Tenure, Racing」]


上に戻る