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TOPページ > 海外競馬情報 > ケンタッキー州安全福祉委員会、馬に優しい鞭をテスト(アメリカ)【開催・運営】
海外競馬情報
2008年10月03日  - No.19 - 2

ケンタッキー州安全福祉委員会、馬に優しい鞭をテスト(アメリカ)【開催・運営】


 ケンタッキー州のサラブレッド競馬は新しい鞭を採用する方向に動いている。同州の騎手たちはキーンランド競馬場の秋開催において、提案されている数種類の新しい鞭をテストすることになっている。

 レキシントンにあるキーンランド競馬場のロジャース・ビーズリー(Rogers Beasley)競馬担当理事は、同競馬場は秋開催において、新基準に合致する鞭を合計30〜40本購入すると述べた。毎日2競走においてすべての騎手がこれらの鞭を使用する。

 ビーズリー氏は、9月15日にレキシントンで開催されたケンタッキー競馬委員会(Kentucky Horse Racing Commission: KHRC)の安全福祉委員会(Safety and Welfare Committee)の会合でこの計画を発表した。安全福祉委員会は、細部の詰めを行った上で鞭規制を決定することとしており、9月22日の会合での KHRCへの規制勧告は控えることにした。

 安全福祉委員会のメンバーは、新しい鞭に対する騎手からの評価を待つこととし、また北中米競馬委員会協会(Association of Racing Commissioners International: RCI)がどのような勧告を出すか様子を見ることとした。2008年8月、RCIの理事会は、鞭について新たな規制を導入することを決定し、モデルルール案の文言を検討するための小委員会を発足させた。モデルルールは2008年10月に採用される見込みである。また、全米サラブレッド競馬協会(National Thoroughbred Racing Association: NTRA)は鞭使用について、競馬ファンにアンケート調査することを計画している。

 詳細は未定だが、安全福祉委員会は鞭に関して、クッション材を入れること、長めの鞭先(Popper)をつけること、鞭の長さを短くすること、鞭の重さを軽くすることを検討しているようである。

 元騎手クリス・マッキャロン(Chris McCarron)氏は新しい鞭について、「これは馬にとってより優しい鞭になるでしょう」と述べた。

 ビーズリー氏は、新しい鞭は早い時間帯のレースで使用され、重賞・特別競走では使用されないと述べた。同氏は、キーンランド競馬場が騎手たちの反応をまとめ、安全福祉委員会に報告すると語った。

 騎手組合(Jockey’s Guild)の事務局長のテリー・メヨックス(Terry Meyocks)氏は騎手たちが基準の変更を快く迎えていると述べ、「まもなく変更が実現するでしょう」と付言した。

 安全福祉委員会は、馬と騎手の安全について、その他いくつかの問題を論議し、その中には安全手綱の使用、衝撃波療法の規制、ヘルメットおよび安全ベストの使用が含まれていた。また、競走馬故障報告データベースの拡大についても話し合われた。

 安全福祉委員会のメンバーはKHRC職員に対して、安全手綱(強靭なナイロンの紐で強化されているものや、手綱とハミ環をつなぐ尾錠のほかに金属製のフックが二重に取り付けられているもの)に関する追加情報を求め、安全手綱使用に関する他州の方針について情報収集を依頼した。エリザベス・ラヴィン(Elizabeth Lavin)議長は、ケンタッキー州は安全手綱について前向きに取組むべきであると述べた。この安全手綱の採用により、騎手は馬のコントロールを失うことがなくなる。同議長は、「これまで取組んだ中で最も簡易な安全対策です」と述べた。

 安全福祉委員会のメンバーであるネッド・ボニー(Ned Bonnie)氏は、追加情報を見たうえで行動をおこすことを望んだ。同氏は、「安全性強化に反対しませんが、慎重を期すべきです」と述べた。

 ケンタッキー州馬医療担当理事のメアリー・スカラー(Mary Scollay, D.V.M.)獣医学博士は、競走馬故障報告制度の拡大計画について概要を説明した。現在、州内の獣医委員は全国データベース(64競馬場のデータを収集)に馬の故障を報告している。拡大後は、開業獣医師にも同様に馬の故障を報告することが要求される。

 安全福祉委員会は、競走馬故障報告制度の拡大計画を実行に移す前に、州内の獣医師と調教師に向けた説明会を開催するよう勧告した。

 ラヴィン氏は、「徹底的に取組む必要があります。拡大計画を強引にでも実行するしかないでしょう」と述べた。

 スカラー博士は、この制度は馬名を使って管理しているが情報は極秘であると強調した。

 安全福祉委員会のメンバーであるフォスター・ノースラップ(Foster Northrup D.V.M.)獣医学博士は、競走前10日以内に衝撃波療法を受けていた馬の出走を許可しないことを同委員会に提案した。同氏は、衝撃波療法はしばしば痛みを遮断するために利用されていると述べた。安全福祉委員会はKHRC職員に、他州の規定を調査するとともに、これらの規定をケンタッキー州に導入するためのアイデアを出すように要求した。

By Frank Angst

[thoroughbredtimes.com 2008年9月15日「Kentucky jockeys to test new whips at Keeneland」]


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