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海外競馬情報
2008年09月05日  - No.17 - 2

賭事委員会の経費、年次報告書で明らかになる(イギリス)【開催・運営】



 賭事委員会(Gambling Commission)に対する賭事産業の負担金の総額は、2007年4月〜2008年3月に1150万ポンド(約27億6000万円)以上となったことが、年次報告書で明らかになった[前年度は24万5000ポンド(約5880万円)]。

 また、賭事取締機関の総支出額は、2007年4月〜2008年3月に1670万ポンド(約40億800万円)となった[前年度は1380万ポンド(約33億1200万円)]。これには新賭事法(2007年9月発効)に基づき権限を付与された賭事委員会の当初6ヵ月の支出が含まれる。

 急増した支出には、スタッフ222人の人件費930万ポンド(約22億3200万円)が含まれる。

 賭事委員会の委員長ジェニー・ウィリアムズ(Jenny Williams)氏は、「今年は賭事委員会と賭事産業にとって厳しいがやり甲斐のある年でした。来年も同様になるでしょう」と述べた。

 「賭事委員会職員の献身的な仕事振りから、賭事委員会がイギリスの公平・公正で断固とした賭事取締機関としての名声を維持できると確信しています」。

 事業年度の間、ブックメーカーに関して寄せられた1000件を超える苦情は、賭事委員会によって処理され、そのうち81件は実行チームに付託された。

 17の個人免許と10の認定証が賭事委員会によって取り消された。取消理由の大半は窃盗か経歴詐称であったが、暴力沙汰によるものが2件あった。

(1ポンド=約240円)

[Racing Post 8月4日「Figures reveal the cost of the Gambling Commission」]


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