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TOPページ > 海外競馬情報 > リベートショップに対する公正上の懸念(アメリカ)【その他】
海外競馬情報
2007年08月03日  - No.15 - 5

リベートショップに対する公正上の懸念(アメリカ)【その他】


 ニューヨーク州の監査局がエリオット・スピッツァー(Eliot Spitzer)州知事に提出した報告書には、アケダクト、ベルモントパークおよびサラトガ競馬場の運営権を獲得しようとしている4事業体に関する4つの懸案事項が明記されている。この中には、4事業体と、アメリカから競馬賭事を受け付けるリベートショップやブックメーカーとの関係が含まれている。

 スピッツァー知事は、監査局に対して、運営権を求めている4事業体の倫理と公正に関して適切に調査するよう命じた。4事業体とは、キャピタルプレイ社(Capital Play)、エンパイア競馬協会(Empire Racing Associates)、エクセルシオール競馬協会(Excelsior Racing Associates)、そして現在運営権を持つニューヨーク競馬協会(New York Racing Association: NYRA)である。この報告書は7月2日に発表された。

 4つの懸念事項とは、(1)この4事業体全てがリベートショップと何らかの関係を持っていること、(2) 複数の役職員が指紋認証を提出していないこと、(3) 入札に参加している4事業体と関係のある主要人物・事業体に対して多数の民事訴訟があること、(4) 4事業体と関係のある複数の人物がニューヨーク州の指導的立場の政治家に対して合法ではあるが“相当な額の献金”を行ったこと、である。

 同報告書をうけたスピッツァー知事は、どの事業体がニューヨーク州のサラブレッド競馬運営権を手にするべきかについては今だ示唆していない。しかし、最近州政府の関係筋は、スピッツァー政権が、競馬の運営は引き続きNYRAに任せ、賭博についてはアケダクトとベルモントパーク競馬場へのスロットマシン導入を計画しているエクセルシオール競馬協会に任せるという計画に関心を寄せていることを明かした。

 スピッツァー知事は声明書の中で、競馬開催運営権を1事業体に与え別の事業体に競馬開催以外の事業開発やゲーミング運営を任せるという案あるいは、1事業体にすべてを任せるという案が提出される可能性があると述べている。

 声明書は次のように述べている。「監査官の報告書を読めば、競馬がなぜわが国で最も規制を受けている産業の1つであるか分かります。歴史を振り返ってみれば、競馬に多額の金額が賭けられることが、脱税、八百長、リベートショップにおけるマネーロンダリングなどの違法行為につながる危険性を有していることが分かります。このような危険性があるからこそ、私たちは競馬の監視・規制に対して細心の注意を払わなければならないのです」。

 同知事は、どの事業体が運営権を獲得するにせよ、私的な外部監視機関の活用や、州の規制権限の拡大といった、規制強化も視野に入れている。

 リベートショップに関して報告書では、NYRAがニューヨーク州における八百長疑惑に対する連邦政府の捜査・告発を受けて、関係する勝馬投票受付店への映像配信を止めたことが記されている。

 エンパイア競馬協会について、報告書では、同協会の法人会員である5社―チャーチルダウンズ社(Churchill Downs Inc.)、デラウェア・ノース社(Delaware North Companies)、マグナ・エンターテイメント社(Magna Entertainment Corp.)、サイエンティフィック・ゲームズ・ホールディング社(Scientific Games Holding Corp.)、そしてウッドバイン・エンターテイメント・グループ社(Woodbine Entertainment Group)―がリベートショップと取引を行っていることが述べられている。またエンパイア競馬協会の法人会員の多くが、メキシコの麻薬大カルテルに対するマネーロンダリングに関係しているメキシコ、ティファナ州のブックメーカーであるヒポドロモ・デ・アグア・カリエンテ社(Hipodromo de Agua Caliente)と取引関係にあることも指摘している。

 報告書によると、エクセルシオール競馬協会のパートナーでシカゴ地域の2つの繋駕競走競馬場を運営するウィリアム・ジョンストン・ジュニア(William Jonston Jr.)氏は、リベートショップとの取引を止めはしないが、確実に法に従うように努力するとのことだ。

 この2つの繋駕競走競馬場は調査員に対して、MIRインターナショナル社(MIR International)を経てカリエンテ社に映像配信していると話した。報告書においてプエルトリコの競馬運営団体は、MIRインターナショナルへの免許交付を“不適当”であるとしている。

 オーストラリアを拠点とするキャピタルプレイ社は、北アメリカのレースへの勝馬投票サービスをオーストラリア人に提供している。報告書によると、同社は毎月リベートを支払っており、リベート金額は同社のシステムを通して賭けられた金額の10〜12%に相当する。

[bloodhorse.com 2007年7月2日「‘Integrity’Report Released; Rebate Shops a Concern」]


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