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TOPページ > 海外競馬情報 > 牝馬繁殖不全症候群の原因となるテンマクケムシ(アメリカ)【獣医・診療】
海外競馬情報
2007年07月06日  - No.13 - 6

牝馬繁殖不全症候群の原因となるテンマクケムシ(アメリカ)【獣医・診療】


 ケンタッキー大学(University of Kentucky)によると、東部テンマクケムシ(Eastern tent caterpillars)と森テンマクケムシ(forest tent caterpillars)の今春の発生は平年並みで、孵化が終わり個体群が木の葉を食べている。牧場がケムシを見つけ、幼虫が小さく抵抗力のない間に駆除対策を講じるには、今が最適の時期であるとのことである。

 東部テンマクケムシの駆除はケンタッキー州中部の牧場にとって不可欠である。

 ケンタッキー大学の調査によれば、テンマクケムシの摂食と牝馬繁殖不全症候群(MRLS)の間には因果関係があり、MRLSは、同大学の発表によると、妊娠後期胎仔死亡、妊娠前期胎仔流産、仔馬の虚弱の原因になることがある。2001年春にMRLSがケンタッキー州中部で大流行し、2002年のサラブレッド生産が約30%減少し、州内の馬産業が受けた損失は約3億3,600万ドル(約403億2,000万円)であった。

 ケンタッキー大学農学部の昆虫学者リー・タウンゼンド(Lee Townsend)博士は、「今年は東部テンマクケムシの個体群が広範囲に発生する兆候はありません」と述べている。

 しかし、大量の東部テンマクケムシが局地的に発生している。タウンゼンド博士は、4月初旬に夜間の気温が氷点下になったが、これは東部テンマクケムシの成長に影響を与えないであろうと述べている。

 同博士は、「東部テンマクケムシは、春の初めに孵化する昆虫なので、不安定な気温変動に遭遇しますが、断熱効果のある毛で覆われた体や巣の中で仲間と群居することによって不安定な気候をものともしません」と述べている。

 ケンタッキー大学による疫学調査の結果では、MRLSは、東部テンマクケムシ、野生アメリカザクラの木、牧場に飛来する水鳥と関連があることが示唆されていた。その後5年間の調査で、馬が東部テンマクケムシを食べると、その毛が消化管の内層に付着することが明らかになった。

 東部テンマクケムシの個体群を駆除するのには、まだ木に群がっている今が最適であるとタウンゼンド博士は述べている。幼虫は現在、芽吹いた葉を食べるために移動し、枝に巣を作っている。同博士は、「東部テンマクケムシの初期の成長は遅いが、巣にいるものは、2〜3週間で大枝に移動を開始し、木々に大型の巣を作って群がります」と述べている。

(1ドル=約120円)

〔The Blood‐Horse 2007年4月14日「KENTUCKY FARMS TOLD TO TRACK CATERPILLAR ACTIVITY」〕


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