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TOPページ > 海外競馬ニュース > 山火事に遭った調教センター、4月に再オープン予定(アメリカ)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2018年03月01日  - No.8 - 1

山火事に遭った調教センター、4月に再オープン予定(アメリカ)[開催・運営]


 昨年12月7日にサンルイスレイダウンズ調教センター(カリフォルニア州ボンソール)を襲った火事は、46頭の馬の命を奪い、数人のホースマンに重傷を負わせた。南カリフォルニアの競馬関係者によれば、このセンターは4月初めに再オープンする予定である。

 同センターを所有するストロナックグループ(Stronach Group)のCOO(最高執行責任者)のティム・リトヴォ(Tim Ritvo)氏は2月22日、現在の目標では、収容頭数を500頭弱として4月1日に再オープンする予定であると述べた。火事の発生時には、敷地内に450頭がいたと見られている。

 またリトヴォ氏は、「4月1日に利用できる馬房をフル稼働することが私たちの目標です。損害を受けた厩舎は修理され、仮設厩舎も建設されました」と語った。

 火事で損壊した9棟の厩舎は新しい仮設厩舎に、また、小さめの厩舎が立ち並んでいた一角は2つの大きな厩舎(それぞれ130馬房)に替わる。

 リトヴォ氏は当初、火災に遭ったサンルイスレイダウンズ調教センターをすぐに再オープンさせることに意欲的だった。「同センターは2週間後には復旧し運営できるだろう」と言っていたが、のちに目標を2月に先延ばしにした。さらに、「地元の厩舎・輸送基金の代表たちがストロナックグループに再オープンを急ぎ過ぎないように説得した」と語っていた。

 同氏はこう述べた。「私たちは当初、全馬房ではなく、損害を受けていない200馬房での調教を再開させて、もっと早くに再オープンするつもりでした。しかし厩舎・輸送基金の代表たちにより、『デルマー・サンタアニタ・サンルイスレイの全場を調教場として運営するのは財政的に難しい。全てが整うまで、馬を帰厩させるのは待ってほしい』と説得されました」。

 再オープンの際には、ここで被災してデルマー競馬場に避難していた馬を優先的に収容することになるだろう。デルマー競馬場は火事の後に調教施設として利用することが可能となっていた。同競馬場のデヴィッド・ジャーキンス(David Jerkens)業務部長は2月22日、デルマーの厩舎地区に合計385頭が収容されており、そのうち70頭は比較的新しく入厩した2歳馬であると述べた。

 デルマー競馬場のジョシュ・ルビンシュタイン(Josh Rubinstein)理事長は2月21日、そこに避難してきたすべての馬が3月31日までに施設から退去することを望んでいると述べた。なぜなら、4月6日~9日にデルマーフェアグラウンズ(デルマー競馬場がある約15㎢の土地)でモーターショーがあり、馬に混乱を与えるかもしれないからだ。競馬場は調教施設としての役割を4月13日に終える。馬は4月15日までに退去するよう要求されるだろう。

 デルマー競馬場を運営するデルマーサラブレッドクラブは、同競馬場を所有していない。デルマーフェアグラウンズを管理するのは、カリフォルニア州の第22地区農業協会(22nd District Agricultural Association)である。そのため、この土地では1年を通じて競馬に無関係の多様なイベントが開催され、馬の調教に適した環境ではない。

 ルビンシュタイン理事長はこう語った。「私たちはすべての関係者に対して公平かつ率直に、"デルマー競馬場を調教施設として使うのは限られた期間である"と伝えてきました。この土地では多くのイベントが予約されており、サンディエゴ郡のカウンティフェア(郡で年1回開催される祭典)とそれに先立つイベントが目白押しです。そのため、3月末までにここから退去していただきたく思います」。

 またルビンシュタイン理事長は、デルマー競馬場を調教施設として運営しても赤字になるわけではないと述べた。その理由は、サンルイスレイダウンズ調教センターと同様に、費用は厩舎・輸送基金を通じて弁済されるからである。

 今回避難した厩舎の中で、近年頭角を現していたのはピーター・ミラー(Peter Miller)厩舎である。ミラー調教師は調教センターを復旧させ運営を再開するための努力に勇気づけられていた。しかし一方で、「デルマー競馬場で1年中調教活動が行われれば、南カリフォルニアの競馬の利益となるだろう」と考えていた。

 同調教師はこう語った。「デルマー競馬場はとても調教しやすい環境でした。コースも素晴らしく、第22地区農業協会もデルマーサラブレッドクラブも歓迎してくれました。だから、私は"デルマー競馬場はなぜ1年中調教に使われないのか?"ということを真剣に考えました。これは実現可能です。ある程度の工事が必要ですが、全国からホースマンを引き付けることができ、彼らは1年中デルマーに住んで調教活動をしたくなるでしょう」。

By Jeremy Balan

(関連記事)海外競馬ニュース 2017年No.49「調教センターを襲った山火事のために46頭が死亡(アメリカ)

[bloodhorse.com 2018年2月22日「San Luis Rey Set to Reopen in April」]


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