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2018年07月05日  - No.25 - 1

愛ダービー3着のサクソンウォリアー、8月にエネイブルと対戦予定(アイルランド)[その他]


 エイダン・オブライエン調教師は7月1日、サクソンウォリアー(Saxon Warrior 父ディープインパクト)は競走距離を短縮して、8月22日の英インターナショナルS(G1 約2000m ヨーク競馬場)に出走するだろうと述べた。同馬はそのレースでエネイブル(Enable)と対戦するかもしれない。

 英2000ギニー(G1)優勝、英ダービー(G1)4着のサクソンウォリアーは、愛ダービー(G1 約2400m)に同時一番人気で臨んだが、3着に敗れた。オブライエン調教師は、より短い距離の競走のほうに将来性があると考えている。

 オブライエン調教師はこう語った。「距離を縮めたほうが良いと内心ではずっと思っていました。最終的にそれを実行しようとしています。英インターナショナルS、そして愛チャンピオンS(G1 レパーズタウン競馬場)に向かわせる予定です」。

 7月1日現在の出走馬確定前の賭けでは、英インターナショナルSにおいて、エネイブルが単勝オッズ7倍で現時点の登録馬41頭の中で1番人気となっている。

 G1・5勝のエネイブルは、昨年10月にシャンティイ競馬場で凱旋門賞(G1)を制してから出走してない。しかし、凱旋門賞連覇に向けて調教を再開している。

 ジョン・ゴスデン調教師が管理するエネイブルは、5月に膝の不具合が生じたため、無理のないローテーションを組んでいる。英インターナショナルSに挑ませた後、凱旋門賞に臨む前に、もう1回出走させることが計画されている。

 英1000ギニー(G1)と愛1000ギニー(G1)でいずれも3着となり、仏オークス(G1 ディアヌ賞)で差のない4着となったハッピリー(Happily)は、7月7日(土)のエクリプスS(G1 約2000m サンダウン競馬場)に向かうと考えられている。その単勝オッズは当初は17倍だったが、今では11倍に下がっている。

 2011年のソーユーシンク(So You Think)を含め、これまでエクリプスSにおいて5頭の優勝馬を出しているオブライエン調教師はこう語った。「エクリプスSにはかなり多くの馬が登録されています。今後数日内に最終決定を行います。同じ日には、有力候補に挙がっていたベルモントオークスインビテーショナルS(ベルモント競馬場)も施行されますが、ハッピリーはエクリプスSに向かうでしょう」。

By Tony O'Hehir

サクソンウォリアー、エクリプスSに出走か?

 サクソンウォリアーは再びその地位を確立するために、7月7日(土)のエクリプスSで連闘する可能性が高まっている。

 同馬は先週土曜日(6月30日)の愛ダービーで3着だったが、木曜日(7月5日)朝の調教で期待に応える動きを見せれば、オブライエン調教師により出馬投票されるだろう。

 オブライエン調教師はハッピリーとクリフスオブモハー(Cliffs Of Moher)も総賞金75万ポンド(約1億875万円)のエクリプスSに出走させる予定だ。

 同調教師は7月4日(水)にこう語った。「サクソンウォリアーは土曜日のエクリプスSに出走するかもしれません。愛ダービーで激しく戦ってから1週間も経っていませんが、疲労からの回復が早いので、ギリギリまで考えて彼を出走させるかどうか決断しようと思います。明日の追い切りで、彼自らが走っても良い状態かどうか示してくれるでしょう」。

 パディパワー・ベットフェア社(Paddy Power Betfair)は、このニュースに反応し、サクソンウォリアーのエクリプスS優勝に3番人気となる4倍のオッズをつけた(朝までは15倍だった)。ベットウェイ社(Betway)の10倍が一番高いオッズである。

 英2000ギニーでサクソンウォリアーの3着だったが、エプソムでは逆転して英ダービーを制したマサー(Masar)がエクリプスSの1番人気となっている。2番人気はロアリングライオン(Roaring Lion)。

By Brian Sheerin and James Burn

(1ポンド=約145円)

[Racing Post 2018年7月1日「York clash with Enable the target for Warrior as O'Brien decides on drop in trip」、7月4日「Guineas hero Saxon Warrior may be given chance to bounce back in Eclipse」]


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