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2018年05月17日  - No.18 - 2

凱旋門賞の登録馬、昨年から20%減少(フランス)[開催・運営]


 凱旋門賞(G1 10月7日)への登録は5月9日(水)に締め切られた。95頭が登録されたが、これは2017年の120頭を20%下回る(2016年は115頭、2015年は108頭)。100頭に達しなかったのは、2012年以来初めてである。明らかにしておかなければならないのは、登録料が昨年の7,200ユーロ(約94万円)から15%増の8,300ユーロ(約108万円)になったことだ。例年どおり、今回登録しなかった馬は追加登録できるが(締切:10月3日)、その際の登録料は12万ユーロ(約1,560万円)となる。


 登録馬95頭のうち古馬は33頭、3歳馬は62頭。


 その名前を見れば以下のような強豪馬が揃っている。

・ 2017年凱旋門賞優勝馬エネイブル(Enable)(現在は休養中)

・ 2017年英チャンピオンズS(G1)優勝馬で2018年ガネー賞(G1)優勝馬クラックスマン(Cracksman)

・ 2017年凱旋門賞2着馬クロスオブスターズ(Cloth of Stars)

・ 2017年BCターフ(G1)優勝馬タリスマニック(Talismanic)

・ 2018年ドバイワールドカップ(G1)優勝馬サンダースノー(Thunder Snow)

・ 2018年ドバイターフ(G1)優勝馬ベンバトル(Benbatl)

・ 2018年ドバイシーマクラシック(G1)優勝馬ホークビル(Hawkbill)

・ 2018年エドゥーヴィル賞(G3)優勝馬ヴァルトガイスト(Waldgeist)

・ 2017年と2018年の凱旋門賞でそれぞれ3着・4着だったオーダーオブセントジョージ(Order of St George)


 フランスでは以下の調教師が複数の管理馬を登録している。

・ アンドレ・ファーブル調教師・・・13頭

・ カルロス・ラフォン-パリアス調教師、フランシス・グラファール調教師・・・4頭

・ パスカル・バリー調教師、フレディ・ヘッド調教師、ジャン-クロード・ルジェ調教師、アラン・ド・ロワイエ-デュプレ調教師・・・3頭

・ アンリ-アレックス・パンタール調教師、ファブリス・ヴェルムーラン調教師・・・2頭


 海外の調教師では、エイダン・オブライエン調教師が1人で18頭も登録した。また、チャーリー・アップルビー調教師は6頭、ジョン・ゴスデン調教師は5頭、サイード・ビン・スルール調教師は4頭を登録している。


 馬主を見ると、ゴドルフィンは19頭、マグニア氏/テイバー氏/スミス氏は18頭を登録しており、この2組の馬主だけで全体の3分の1以上を登録していることになる。また、アルシャカブレーシング社は5頭、カリド・アブドゥラ殿下、アガカーン殿下、ヴェルテメール兄弟はそれぞれ3頭を登録した。

 日本からは5頭登録された。4歳のキセキとクリンチャー、3歳のジャンダルム、サトノワルキューレ、ラッキーライラックである。

By Francis Fougeray

(1ユーロ=約130円)

[Paris Turf 2018年5月10日「95 pur-sang engagés」]


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