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TOPページ > 海外競馬ニュース > 歴史から予想するグランドナショナルの勝馬(イギリス)[その他]
海外競馬ニュース
2018年04月12日  - No.14 - 2

歴史から予想するグランドナショナルの勝馬(イギリス)[その他]


 グランドナショナルは1839年から施行されている。私たちはその歴史から、勝馬を予想する上でかなりの知識を得ているはずである。

 たしかに、近年のグランドナショナルは179年前にロタリー(Lottery)が優勝したときとは全く別物である。この10年間に、障害・競走距離・ハンデキャップ格付けが修正されたために大きく様変わりした。

 それでも、4月14日(土)に施行される2018年グランドナショナルにおいて、どの馬を買い目に入れ、どの馬を切れば良いかについて、歴史は多くを物語るだろう。

馬齢

 グランドナショナルは若い馬のためのレースではない。出走条件は7歳以上とされているが、このレースの試練に対して7歳は若すぎるかもしれない。

 1940年の優勝馬ボグスカール(Bogskar)以来、7歳馬が優勝したことはない。これは、今年の出走馬ベデジール(Baie Des Iles 7歳)にとって悪い兆しかもしれない。

 その反面、高齢すぎる場合もある。1923年の優勝馬サージェントマーフィー(Sergeant Murphy)以来、13歳でこのレースを制した馬はいない。今年は、ラドマレ(Raz de Maree)、マッジオ(Maggio)、ブレスザウィングス(Bless The Wings)が13歳で出走する。

 そして、1995年以来12歳でこのレースを制したのは、アンバーリーハウス(Amberleigh House)だけである。カーリングフォードラク(Carlingford Lough)、ガスラインボーイ(Gas Line Boy)、セントアー(Saint Are)、ロードウィンダミア(Lord Windermere)、ダブルロス(Double Ross)に期待を掛けている者にとってこれは心配の種になる。

 近年のグランドナショナルは道中力強い走りが求められ、息をつく間もない。以前よりも飛越力は重要ではなく持久力勝負となっている。それは、過去3年間に8~9歳の比較的若い馬が優勝したことからも顕著なことかもしれない。

負担重量

 4マイル2 1/2ハロン(約6,940m)弱の距離は、重い負担重量を背負って走るにはひどく長い道のりである。トップハンデで優勝した馬は、グランドナショナル3勝のレッドラム(Red Rum)が最後である。

 近年、負担重量の上下の幅がわずかに縮められたように見られているが、11ストーン7ポンド(約73 kg)以上を背負うことはそれでも厄介な任務である。メニークラウズ(Many Clouds)は2015年、1977年にレッドラムが最後の優勝を果たして以来11ストーン7ポンド以上を背負って優勝した初めての馬である。

 このことは、今年重い負担重量を背負うミネラロッコ(Minella Rocco)、ブラクリオン(Blaklion)、エニバルフライ(Anibale Fly)、ザラストサムリ(The Last Samuri)を買い目に入れる前によく考える必要があることを示している。

レースへの適応性

 どの馬もグランドナショナルに合わせて調教を積んでいる。100万ポンド(約1億5,000万円)のレースを目標としているときに、馬をギャロップ走路で十分調教しないなどありえない。

 しかし、馬が好調であったとしても、それがレースに適応することを意味するわけではない。そして、重要なグランドナショナルデーに挑むにあたりピッタリの障害馬を確定する方法は、"競走成績"にほかならないだろう。

 過去27年間の優勝馬は1頭を除きすべて、グランドナショナルの8週間前あるいは8週間を切ってからレースに出走している。この統計は、ミネラロッコ、アルファデゾボー(Alpha Des Obeaux)、パーフェクトキャンディデート(Perfect Candidate)、カーリングフォードラク、ウォリアーズテール(Warriors Tale)、ガスラインボーイ、プレザントカンパニー(Pleasant Company)、ウッチェロコンティ(Ucello Conti)、ラドマレ、ヴィルジリオ(Virgilio)、ベデジール、バイワイズ(Buywise)、チルドレンズリスト(Childrens List)、ロードウィンダミアに不利である。

飛越力

 近年、障害はそれほど脅威的なものではないが、ともかく飛越する必要はある。過去21年間の優勝馬のうち、グランドナショナルの前に"飛越失敗"か"落馬"を2回以上起こした馬はたった2頭しかいない。

 したがって今年の有力馬のうち懸念がもたれるのは、以下の馬である。

・ トータルリコール(Total Recall)  飛越失敗2回―落馬1回

・ ミネラロッコ               飛越失敗2回―落馬1回

・ ガスラインボーイ           飛越失敗2回―落馬2回

オッズ

 2005年のヘッジハンター(Hedgehunter)以来、圧倒的一番人気で優勝した馬はいない。しかし40頭も出走するので、これは驚くべきことではない。また2008年と2010年は、いずれも共同1番人気馬が優勝した。

 障害がそれほど険しいものではなくなり、また、より競走に適した出走頭数になったことで、近年のグランドナショナルがより開かれたものになったことを、それは示している。過去6年間の優勝馬のスターティングプライス(発走直前オッズ)は平均で33倍以上である!レーシングポスト紙のオッズに精通するトム・シーガル(Tom Segal)氏は"これまでになく宝くじのようになっている"と考えている。

結論

 何も疑わずにレースの傾向に従って導き出された結論は、どれもこれも嘘八百である。しかし、歴史はタイガーロール(Tiger Roll)とゴールドプレゼント(Gold Present)が他の多くの馬よりも近年のグランドナショナル優勝馬の特徴に合致していることを示している。

By David Carr

(1ポンド=約150円)

[Racing Post 2018年4月10日「Grand National trends: who history suggests will triumph at Aintree」]


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