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TOPページ > 海外競馬ニュース > 元イングランド代表のオーウェン氏、騎手デビュー戦で2着(イギリス)[その他]
海外競馬ニュース
2017年11月30日  - No.47 - 1

元イングランド代表のオーウェン氏、騎手デビュー戦で2着(イギリス)[その他]


 "サッカーの聖地"ウェンブリースタジアムとは比較にならないが、11月24日、大勢の観客がアスコット競馬場に駆けつけた。彼らの目当ては、以前はサッカー場でも同じように歓声を浴びていたマイケル・オーウェン氏(37歳)のアマチュア騎手としてのデビュー戦であった。

 元イングランド代表のストライカーは、プリンシズカントリーサイド基金チャリティレース(約1400m)に騎手として参加した。自ら所有するマナーハウスステーブル(Manor House Stables)において、乗馬ズボンとブーツを履いて、元障害騎手のトム・ダスコム(Tom Dascombe)調教師の指導の下トレーニングを始めてちょうど5ヵ月が経っていた。

 メディアや関係者に熱く見守られる中、オーウェン氏は敢闘賞のパフォーマンスを見せた。カルダープリンス(Calder Prince)の鞍上を務めるオーウェン氏は、トム・チャットフィールド-ロバーツ(Tom Chatfield-Roberts)氏が騎乗するゴールデンウェディング(Golden Wedding)と激しく競り合い、惜しい2着となったのだ。

 レース中に4人の子供に声援を送られていたオーウェン氏はこう語った。「とても面白かったです。今までにないほど楽しいひとときでした」。

 「すべての結果にとても満足しています。無事に帰宅できること、新しいことを学べる機会を持てたこと、そして少し減量できたことを嬉しく思っています」。

 「レースで騎乗するために21日間で20ポンド(約9 kg)落として体重を12ストーン(約76 kg)にするのは、簡単ではありませんでした。帰宅途中にすべてのサービスエリアに寄ってしまうでしょう!」

 これが一度限りの挑戦かどうかは、現時点では不明である。けれどもダスコム調教師は、この惜しい結果がこのトップスポーツマンを再挑戦に向けて奮起させるだろうと信じている。

 しかし、オーウェン氏はこう語った。「またやるかどうかは分かりません。4つの慈善事業のために募金を集められたのは素晴しいことでした。とても楽しかったです。でも、これは数百回挑戦するか1回やって終わりにするかという類のものだと考えています」。

 オーウェン氏はこれまでオルダーヘイ小児科病院(Alder Hey Children Hospital)、マンチェスター王立眼科病院(Manchester Royal Eye Hospital)、プリンシズカントリーサイド基金(Prince's Countryside Fund)、前立腺がん慈善団体(Prostate Cancer)に1万ポンド(約150万円)以上を寄付している。

 カタールのファハド殿下(3着)を含む10人のアマチュア騎手は、プリンシズカントリーサイド基金のために募金を集めた。そしてチャールズ皇太子自らが騎手たちを激励し、賞を贈呈した。

 カルダープリンスに乗って誘導馬にリードされながら発走地点に向かった後、オーウェン氏の騎乗イメージは一点においてのみ狂った。それは速いスタートを切れなかったことだ。しかしオーウェン氏は果敢に攻めて行った。

 同氏はこう語った。「素晴しい馬で、早く攻めて行ったことに本当に驚きました。猛スピードで走り、コーナーでは上手く内側に入り込めました」。

 「カルダープリンスはマイルで勢いをもたせるスタミナがあるので、先頭で直線に入ったときに"勝つかもしれない"と思っていました。そのまま押し切れると考えていたのですが、彼は私ほど重い騎手を乗せて走ったことはありませんでした」。

 「私たちは残り1ハロン(約200m)で接戦を繰り広げましたが、カルダープリンスは垂れてしまい、私には盛り返させる力がありませんでした。脚力には自信があるのですが、最終的に力が入りませんでした」。

 オーウェン氏は、レース前の2日間に寄せられた応援メッセージに圧倒されたと語った。その中には、フランキー・デットーリ騎手、ルビー・ウォルシュ(Ruby Walsh)騎手、バリー・ジェラティ(Barry Geraghty)騎手、そしてサッカー界の友人たちからのものが含まれていた。

 「まるで、もう一度ワールドカップの準々決勝でブラジル相手に戦うかのようでした。携帯には"がんばれ"のメッセージが溢れました」と同氏は付言した。

 優勝馬ゴールデンウェディングを手掛けたイヴ・ジョンソン・ホートン(Eve Johnson Houghton)調教師は、ツイッターでこう述べた。「トムはゴールデンウェディングでよくこのレースを制してくれました。オーウェンさん、負かしてしまってすみません。しかし素晴しい騎乗でした。よく頑張りました」。

 オーウェン氏は競馬史に足跡を残し損ねたかもしれない。しかし、メディアがこぞって彼のデビュー戦を取り上げたので、競馬界にとってオーウェン氏は勝者である。また380万人の彼のツイッターのフォロワーは、このデビュー戦についての情報をキャッチし続けていた。

 念のために言えば、オーウェン氏がチェシャーに帰る途中のサービスエリアで食べ物にありついているときに、ツイッターには嬉しいツイートばかりが投稿されたわけではないようだ。オーウェン氏が優勝騎手と同じぐらい激しく追っていなかったという批判もツイートされていた。

 しかし、チャリティレースに初出場した新人騎手の誰もが、参加することこそが重要だと言うだろう。

By Bruce Jackson

[Racing Post 2017年11月25日

「'I can't keep the smile off my face': Owen hits crossbar on riding debut」]


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