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TOPページ > 海外競馬ニュース > ロングディスタンスカップはG1に格付けされるか?(イギリス・フランス)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2017年11月16日  - No.45 - 3

ロングディスタンスカップはG1に格付けされるか?(イギリス・フランス)[開催・運営]


 10月21日(土)にロングディスタンスカップ(G2 約3200m アスコット競馬場)、その翌日22日(日)に長い歴史を持つロワイヤルオーク賞(G1 3100m サンクルー競馬場)が開催された。2つの長距離レースが同じ週末に重なったことで、フランスの競馬日刊紙は皮肉を込めて、ロングディスタンスカップのことを"ブレキジットカップ(英国のEU離脱カップ)"と呼んだ。

 一方、英国の競馬関係者たちはこのレースが英国チャンピオンズデーの5つ目のG1競走になることを望んでいる。レースの格上げについての議論は、ヨーロッパ・パターン競走委員会(European Pattern Committee:EPC)のメンバー間で、(少なくとも、"英国のEU離脱"を巡る議論よりも)かなり大きな理解をもって続けられている。したがって、ロングディスタンスカップの昇格について、必ずしもフランスギャロ(France Galop)からの反対を受けるわけではなさそうだ。

 1861年創設のロワイヤルオーク賞は、1971年のEPC発足以来ずっとG1に格付けられている。ロングディスタンスカップは以前、ジョッキークラブカップ(G3)としてニューマーケット競馬場で施行されていた。2011年に改称されてアスコット競馬場に舞台を移し、2014年にG2に格上げされた。2レースとも同じタイプのステイヤーが出走する。

 今年1月、長距離レースを強化する計画が発表され、その一環として、グッドウッドカップはG1に格上げされることとなった。さらに、13ハロン(約2600m)以上の重賞競走は今後5年間、たとえ必要なレーティングを満たしていなくても降格とはならない。

 ロングディスタンスカップの格上げの可能性について、EPCのフランス代表であるアンリ・プレ(Henri Pouret)氏はこう語った。「その件はEPCで現在話し合われている多くの課題の1つです。しかし、私たちが取る方向性について最終的な決定は下されていません」。

 「長距離レースのプログラムについては、数々の取組みが行われています。英国とアイルランドではすでに具体的な結果が出ており、フランスでも成果がもたらされることを望んでいます。ロングディスタンスカップの将来の格付けは、その幅広い取組みの1つとなるでしょう」。

 アスコット競馬場の競走担当理事であるニック・スミス(Nick Smith)氏は、英国チャンピオンズデーの関係者は皆、EPCによるロングディスタンスカップの格上げを期待し続けていることを認めた。しかし同氏は、オーダーオブセントジョージ(Order Of St George)のような優良馬を引き付けるこのレースの魅力について楽観している。

 スミス氏はこう語った。「昇格は検討されており、BHA(英国競馬統轄機構)と英国チャンピオンズシリーズの関係者はそれを強く望んでいます」。

 「同じ週末にフランスでほぼ同様のG1競走が施行されている以外に、大きな障害はありません。ロングディスタンスカップを昇格させるには、フランスの同意を得なければなりません。彼らはその見返りとして、平地シーズンにおけるいずれかのレースの格上げを要求するでしょう」。

 スミス氏の提案は、ロングディスタンスカップの昇格への同意にフランスがどのような対価を求めてくるか、という疑問を投げ掛ける。フランスはおそらく、3歳限定のギヨームドルナノ賞(G2 2000m ドーヴィル競馬場)のG1昇格を求めるだろう。このレースは今年、同じ距離で3歳以上の英インターナショナルS(G1 2050mヨーク競馬場)の8日前に開催された。BHAとその他の関係者はこの対価を支払う価値があるかどうかを検討するだろう。

 スミス氏はこう語った。「今回の件では、ロングディスタンスカップがG2であることは関係ないとする主張があります。なぜなら、先日のレースでは出走して欲しい馬はヴァジラバッド(Vazirabad)以外すべて出走し、今年欧州で最高の長距離レースだったからです」。

 2015年、ロワイヤルオークは過去3年間に十分なレーティングを獲得しなかったことで、降格の危機に晒されたが、その後はG1競走として相応しい地位を回復している。

By Scott Burton

[Racing Post 2017年10月24日「The Brexit Cup: France may say 'oui' to up grade of Ascot staying prize」]


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