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TOPページ > 海外競馬ニュース > ケンプトン競馬場閉鎖計画へ高まる反対の声(イギリス)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2017年01月26日  - No.4 - 4

ケンプトン競馬場閉鎖計画へ高まる反対の声(イギリス)[開催・運営]


 住宅開発のためにケンプトン競馬場を売却するというジョッキークラブの計画は物議を醸しており、調教師の間でこの計画に反対する声が高まっている。全国調教師連合会(National Trainers Federation: NTF)は、現時点でメンバーの80%がこの計画の廃止を求めていると述べた。

 調教師たちはケンプトン競馬場の存続を熱望しており、この売却計画への反対姿勢を強めている。また、ジョッキークラブが提案するニューマーケット競馬場におけるオールウェザーコース敷設計画に関心を示してない。ニューマーケットの前町長であるジョン・ベリー(John Berry)氏はこの計画を"最悪"で"地獄への道"と呼んだ。

 ジョッキークラブのCEOサイモン・バザルゲット(Simon Bazalgette)氏はNTFの2月の理事会に出席する予定である。一方、NTFのCEOルパート・アーノルド(Rupert Arnold)氏は、調教師の過半数が説得されなければならないと主張している。

 アーノルド氏はこう語った。「この計画が初めて発表されたとき、NTFのメンバーは60対40の割合で反対するだろうと考えていました。その後、私たちはもう少し幅広く人々の意見を聞きましたが、反対の立場の人々が増えたようです。デヴィッド・エルスワース(David Elsworth)調教師が語ったことは、調教師たちが私たちに述べた見解とほぼ一致しています。今では、調教師たちは大体80対20の割合でこの計画に反対しています」。

 「バザルゲット氏は2月23日に開催されるNTFの理事会への招待を受けてくれました。その日までに、まだ大半のメンバーが未回答のこの重大問題について、意見を寄せてもらおうと思っています。十分な情報なしに意見をまとめられないというのがNTFの見解です」。

 アーノルド氏はこう付言した。「ケンプトン競馬場と引き換えにニューマーケットにオールウェザーコースを敷設することの効果については、注意深く判断しなければなりません」。

 「より多くの現役馬がオールウェザーコースを利用できることを考えれば、理に適っているかもしれませんが、分析がなされるべきです。また、ランボーンおよび南西部において中小規模の事業を行う調教師への影響も考慮されるべきです」。

 1月18日、ベリー氏は本紙に対して「ニューキャッスル競馬場の芝コースを掘り起こすことに反対していたニューマーケットの調教師は、良心があるのであれば、ケンプトン競馬場を犠牲にする計画を支持できないでしょう」と語った。

 同氏はこう続けた。「ニューキャッスル競馬場の芝コースを撤去してオールウェザーコースを敷設する計画が発表された時、多くの調教師は"英国で最高の芝の競馬場の1つが奪われるのであれば、反対するのが当然でしょう"と率直に主張していました」。

 「ニューマーケットへのオールウェザーコース敷設計画は、英国で最高の芝の競馬場の1つであるケンプトン競馬場と引き換えに実行されようとしています。したがって、ニューキャッスルへのオールウェザーコース敷設に反対していた調教師は誰も、ずうずうしく偽善者ぶってこの計画を支持できないでしょう」。

 「ジョッキークラブがニューマーケットのハッチフィールド開発計画に対して取っている立場についても、偽善的だと思います。ケンプトン競馬場の周りのグリーンベルト(緑地帯)に住む人々の意見が、ニューマーケットの住民の意見ほど通用しないなどとは言いたくありません」。

 ニューマーケット競馬場へのオールウェザーコースの敷設に関して、ベリー氏はこう語った。「ひどい計画だと考えます。この構想は世紀の変わり目に浮上しました。その時、ニューマーケットは、"我々は質を重んじているので、オールウェザーコースは最も必要としていないものだ"と強い意見を主張していました。どうして私たちの見解が変わってしまったのか分かりません」。

 「世界最高のホテルに別館を建てて、低予算の旅館を運営したいと思いますか?儲けをもたらすでしょうが、同時にホテルのステータスは低落するでしょう」。

 同氏は自身のブログでも、ジョッキークラブのこの計画を非難しており、"信用できない"古い団体の"最悪"な青写真と酷評した。そして「ジョッキークラブの存在意義は所有する競馬場を将来にわたって保護することにあるので、このような計画はこのグループを地獄への道に進ませることになります」と付言した。

 ナイジェル・トウィストン-デイヴィース(Nigel Twiston-Davies)調教師とジョンジョ・オニール(Jonjo O'Neill)調教師はケンプトン競馬場の閉場に賛意を表明し、この開発計画はニューマーケットのベテラン調教師のマーク・トンプキンス(Mark Tompkins)氏にも好印象を与えた。しかし他の多くの調教師は、承認が得られれば1億ポンド(約140億円)以上の利益が得られるとジョッキークラブが考えるこの激震的な計画を公然と非難した。

 ニッキー・ヘンダーソン(Nicky Henderson)調教師、ポール・ニコルズ(Paul Nicholls)調教師、アラン・キング(Alan King)調教師、オリバー・シャーウッド(Oliver Sherwood)調教師もジョッキークラブを非難している。また、ケンプトン地域の下院議員、地方議会、地域コミュニティーもこの計画を糾弾している。キングジョージ6世チェイス(G1)4勝馬デザートオーキッド(Desert Orchid)を管理していたニューマーケットのエルスワース調教師は、ケンプトン競馬場の閉場は"不必要"だと述べた。デザートオーキッドの灰はケンプトン競馬場に撒かれている。

By Lee Mottershead

(1ポンド=約140円)

[Racing Post 2017年1月18日「Opposition grows from trainers to Kempton plan」]


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