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TOPページ > 海外競馬ニュース > モハメド殿下のエビ茶色と白の勝負服が復活(イギリス)[その他]
海外競馬ニュース
2017年08月17日  - No.32 - 2

モハメド殿下のエビ茶色と白の勝負服が復活(イギリス)[その他]


 エビ茶色と白の有名な勝負服は、オーソーシャープ(Oh So Sharp)、ペブルス(Pebbles)、シングスピール(Singspiel)など数多くのチャンピオン馬の代名詞だった。モハメド殿下は、この記憶に焼き付いている勝負服を英国の競馬場において復活させようとしている。

 競馬界の最有力馬主であるモハメド殿下は、世界中で展開するゴドルフィンの運営を指揮し続けている。殿下の68回目の誕生日にあたる7月15日、ハリーエンジェル(Harry Angel)がゴドルフィンの青い勝負服を背負ってジュライカップ(G1)を制した。

 しかしその一方で、かつての有名な勝負服(胴:エビ茶色、袖:白、帽子:エビ茶色に白の星印)が、最新版のレーシングカレンダーにおいて、シェイカ・アル・ジャリーラ・レーシング(Sheikha Al Jalila Racing)の服色として登録されることになった。殿下の娘のジャリーラ王女(Sheikha Al Jalila)が関係するこのパートナーシップは、ジョン・ゴスデン(John Gosden)厩舎(ニューマーケット)に所有馬を預託しており、これらの馬は間もなく競馬場に現れる。

 さらに懐かしいことに、40年前にブライトン競馬場でモハメド殿下が馬主として初めて優勝したときに、勝馬ハッタ(Hatta)が背負っていた青と白の勝負服も、息子のザイド王子(Sheikh Zayed)の名前で登録されている。

 モハメド殿下は本紙にこう語った。「これらの勝負服は、競馬界における私の歩みの様々な場面を象徴し、いくつかの喜びに満ちた最高の思い出を連想させます。またこれらは、伝説となった偉大な馬と永遠に繋がり、調教師やホースマンの活動に刺激を与え続けるでしょう」。

 「これらの勝負服をジャリーラとザイドに受け継ぐことを大変誇りに思います。2人とも馬への情熱、競馬への愛を私と共有し、競馬に関わる我々一族に敬意を抱いています」。

 エビ茶色と白の勝負服は1980年代~1990年代後半の黄金期において、平地競馬界の最も有力な勝負服の1つとなった。

 その頃のモハメド殿下の優良馬の多くは、共に称号を授与される前のヘンリー・セシル(Henry Cecil)調教師とマイケル・スタウト(Michael Stoute)調教師に管理され、スティーヴ・コーセン(Steve Cauthen)騎手やウォルター・スウィンバーン(Walter Swinburn)騎手、パット・エデリー(Pat Eddery)騎手の手綱で偉業を達成した。

 オーソーシャープは、ウォレンプレイス(Warran Place 現在モハメド殿下が所有。ゴドルフィンの調教場になる予定)においてセシル調教師に管理された。同馬は1985年に英1000ギニー(G1)、英オークス(G1)、英セントレジャー(G1)を制して牝馬三冠を達成し、競馬史にその名前を刻んだ。

 クライブ・ブリテン(Clive Brittain)調教師に管理されたペブルスは、英1000ギニー優勝後にモハメド殿下により購買された。同馬はオーソーシャープが牝馬三冠を達成した年にエクリプスS(G1)、チャンピオンS(G1)、BCターフ(G1)で驚くべき勝利を挙げ、素晴らしい名声を確立した。

 もう1頭のエビ茶色と白の勝負服を背負った殿下の所有馬インザウィングス(In The Wings)もBCターフを制した。同馬を手掛けたのは、長年殿下の馬を預かっていたアンドレ・ファーブル(Andre Fabre)調教師だが、同じ勝負服のカーネギー(Carnegie)を1994年凱旋門賞(G1)優勝に導いた。

 その数年前には、牝馬インディアンスキマー(Indian Skimmer)がモハメド殿下のスター馬の地位を獲得していた。殿下が所有した数々の傑出した英国調教馬には、優秀なスプリンターのアジダル(Ajdal)、英愛ダービー優勝馬オールドヴィック(Old Vic)、才能豊かなマイラーのバラシア(Barathea)などがいた。1990年代後半には、シングスピールが世界各地に遠征し、ドバイワールドカップ(G1)、ジャパンカップ(G1)、カナディアンインターナショナルS(G1)、英インターナショナルS(G1)などを制した。

 シングスピールがこのような活躍を見せる前の1994年に、ゴドルフィンの設立がすでに発表されていた。このことは、その後数年間でエビ茶色と白の勝負服が公の場から消えてしまうことを意味していた。

 その勝負服が定期的に見られたのは2007年が最後であり、その年は58勝を挙げた。ただし、アイルランドではこの勝負服はその後しばらく使われ続けた。

 モハメド殿下は、母ハヤ王女とともにロイヤルアスコット開催に来ていた娘ジャリーラが、家族の伝統を継続していくことを楽しみにしている。

 モハメド殿下はこう語った。「娘のジャリーラは競馬にすっかり夢中になっています。厩舎で多くの時間を過ごしており、馬に飼葉を与えたり、世話をしたりすることを楽しんでいます。彼女は調教を見学し、それについて私と長々と議論します」。

 「彼女はニューマーケットや競馬界の人々と関わり、敬意と愛情を抱いています。このことは、私にとって大変喜ばしいことです」。

 「これらの勝負服が、ジャリーラとその世代に、私と関係者に与えてくれたのと同じぐらい多くの喜びをもたらすことを、心から望んでいます」。

By Lee Mottershead

[Racing Post 2017年7月17日「Return of sheikh's famous maroon and white」]


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