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TOPページ > 海外競馬ニュース > 有力馬2頭の大敗で、エネイブルが凱旋門賞のダントツ一番人気に(フランス)[その他]
海外競馬ニュース
2017年08月17日  - No.32 - 1

有力馬2頭の大敗で、エネイブルが凱旋門賞のダントツ一番人気に(フランス)[その他]


 英愛オークス(G1)とキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)を制したエネイブル(Enable)の凱旋門賞(G1)の単勝オッズは、2.25倍となった。同馬の主なライバル、アルマンゾル(Almanzor)とブラムト(Brametot)が8月15日、ドーヴィル競馬場で失態を演じたのだ。

 優良牝馬エネイブル(ジョン・ゴスデン厩舎)の凱旋門賞での単勝オッズは8月15日朝の時点で3.25倍だったが、ジャン-クロード・ルジェ(Jean-Claude Rouget)厩舎の2頭がそれぞれのレースで大敗したため、そのオッズは同日夕方には2.5倍を下回った(あるブックメーカーは2倍を下回るオッズをつけた)。ルジェ調教師は、昨年の最優秀3歳馬アルマンゾルについて引退をほのめかすほどだった。

 エネイブルとは対照的に、アルマンゾルとブラムトの凱旋門賞の単勝オッズはそれぞれ7倍および9倍とされていたのが、現在では両馬とも21倍となっている。

 ルジェ厩舎では4月に馬ヘルペスウィルス(EHV-1)が発生し、その翌月には調教ができず、アルマンゾルの今シーズンのスケジュールは台無しとなった。2016年愛チャンピオンS(G1)・英チャンピオンS(G1)の覇者アルマンゾルの今回の敗北についてのルジェ調教師のコメントには、同馬を引退させる可能性が感じられた。

 「幸い40年間調教師をしています。なぜだか分かりませんが、今朝、"今日は私たちに流れは来ないだろう"と感じていました。結果的に私の直感は当たりました」。

 「アルマンゾルにとっては大変困難な復帰戦でした。10ヵ月間休養していた馬をこのようなレースで復帰させるのは難しく、不可能です」。

 「アルマンゾルは3歳の時に高いレベルまで上り詰めました。その状態に戻すのは至難の業です。人々は競走馬をレーシングカーのように話しますが、車の場合はエンジンが疲労し始めれば、取り外して交換できます」。

 「アルマンゾルの全盛期を思い起こせば、本当に素晴らしいものでした。愛チャンピオンS(レパーズタウン競馬場)ではこれまで見たこともないほどの強豪馬が揃っている中で、アルマンゾルはそれらの馬を見事に負かしました。アルマンゾルの種牡馬としての将来を考えるときは、このレースを思い出すべきです」。

 「アルマンゾルについては、まだ何の決定も下していません。これからパートナー全員と話さなければなりませんが、厩舎には元気で戻ったようです」。

 この日はまず最初に、クリス・ウォール(Chris Wall)厩舎のファーストシッティング(First Sitting)がゴントー-ビロン賞(G3)を制し、フランス勢のプライドを打ち砕いた。アルマンゾルは最下位となり、全盛期の面影はなかった。

 ルジェ調教師はその45分後のギヨームドルナノ賞(G2)でもダメージを受ける。仏ダービー(G1 ジョッケークリュブ賞)優勝馬ブラムトが発走の際につまずき、マーティン・ミード(Martyn Meade)調教師が管理するエミネント(Eminent)の5着に敗れたのだ。エミネント(父フランケル)はライアン・ムーア騎手の手綱で楽々と先行し、英国の有力馬サルウィン(Salouen)を寄せ付けなかった。

 今や、エミネントの凱旋門賞の単勝オッズは17倍、凱旋門賞の2週間後に施行される英チャンピオンSの単勝オッズは13倍以下となっている。

 ミード調教師はこう語った。「エミネントは2度不運な目に遭いました。エクリプスS(G1サンダウン競馬場)は彼にとって最悪のレースであり(5着)、英ダービー(G1)では展開に恵まれず、まっとうなパフォーマンスができませんでした(4着)」。

 「私たちは今や、エミネントがどのような性質の馬なのか分かってきました。私はとても興奮しています。このレースは全ての点においてエミネントに適していて、彼を奮い立たせました。そして、私たちが考えていたとおりの馬であることが証明されました。10月にはアスコット競馬場の英チャンピオンSに向かうか、凱旋門賞に出走することになるでしょう 」。

 ブラムトは前走の仏ダービーで最終的には優勝したもののスタート時に好位置が取れず、今回のギヨームドルナノ賞でも同じ失敗を犯した。

 鞍上のクリスチャン・デムーロ騎手は昨年、ドーヴィル競馬場でブラムトがこのような位置取りでは奮起しないことを学んでいたが、今回は出遅れのために10馬身差もつけられていた。エミネントとサルウィンはレース序盤から前に出て行ったので、ブラムトはそれらの馬と全く勝負できなかった。

 ルジェ調教師はこう語った。「スタートでこのような位置取りであれば、絶望的です」。

 「ブラムトのレースは予測したとおりでした。8頭立てでペースが速ければ、スタート時にあのような位置取りでは勝つのは不可能です」。

 「シャンティイと違いドーヴィル競馬場の最後の直線は短いので、レースが進むにつれて出遅れがどのような影響を及ぼすのか明らかになります」。

 ルジェ調教師はブラムトの体力には限界があったのではないかと尋ねられ、こう反論した。「彼にはただ、いつもどおりの調教量と定期的に出走することが必要です。仏ダービーの後に期待を裏切るようなことはありませんでした」。

 「2つのレースの間は2ヵ月ですが、馬をシーズン中ずっと最高のレベルに保つことは非常に困難です」。

By Scott Burton

[Racing Post 2017年8月15日「Enable out on her own in Arc betting as Almanzor and Brametot flop at Deauville」]


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