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TOPページ > 海外競馬ニュース > キャシー・ガノン騎手、怪我のために引退(イギリス・アイルランド)[その他]
海外競馬ニュース
2017年08月03日  - No.30 - 2

キャシー・ガノン騎手、怪我のために引退(イギリス・アイルランド)[その他]


 キャシー・ガノン(Cathy Gannon)騎手(35歳)は、左足の指の切断を宣告されかねないほどの重傷を負い、長期にわたって復帰を目指していたが、その闘いを終わらせることが余儀なくされ、7月22日に引退を発表した。

 ガノン騎手は、「大変つらいのですが、引退せざるをえません。家族のこと、そして将来に目を向けなければなりません。これよりずっと厳しい決断を迫られる騎手が沢山いる中で、それほど重大な事態に陥っていないので、私は幸運です」と語った。

 女性ジョッキーたちの大きな目標となったガノン騎手のキャリアは、この知らせにより終わりを迎えることになった。才能豊かなガノン騎手とヘイリー・ターナー(Hayley Turner)騎手はちょうど同じ時期に活躍し、この数年トップに立つジョセフィン・ゴードン(Josephine Gordon)騎手に道を切り開いた。

 ガノン騎手は1998年にアイルランドで騎手生活を開始し、2004年にリーディング見習騎手となった。2006年に英国に拠点を移し、通算440勝を挙げた。また、年度代表女性騎手としてレスター賞を3回(2010年・2011年・2015年)受賞した。

 2016年5月25日にリングフィールド競馬場で、スプリングオーバーチュア(Spring Overture)が発馬機内で暴れ、鞍上のガノン騎手は左足の指5本を骨折するなど最終的にその騎手生命を終わらせる重傷を負った。同騎手はちょうどその年の15勝目をフィギュラント(Figurante)で挙げたばかりだった。

 ガノン騎手は当初、シャーガーカップ(8月にアスコットで行われる騎手招待競走)での復帰を望んでいたが、期待を裏切る診断が続き、その計画は何度も繰り延べられた。

 最新の診断も芳しくなく、彼女は敗北を認めざるを得なかった。その診断は、彼女の左足はレース騎乗の際の圧力に耐えることができず、再び発馬機内での事故を誘発しかねないというものであった。

 10月にアイルランドへ帰国する予定のガノン騎手は、安心して騎乗できるように特別にデザインされた左足のブーツを手に入れて、騎手のコーチおよび調教助手として競馬に関わり続けるつもりである。

 同騎手はこう語った。「レースで乗れないだけです。足の指の付け根に掛かる圧力に耐えることができず、またいつ何時、発馬機内で事故に遭ってしまうか分かりません」。

 「事故当時はどれだけ深刻な怪我なのか実感していませんでしたが、医師から"足の指を切断しなければならないほどの状態だった"と戒められました。指はまだついているので、幸運です」。

 同騎手はこう続けた。「歩けますし、馬にも乗れます。ただレースでは乗れません。レースでは足にかなりの圧力が掛かり、ブーツがあまり支えになりません。特別なブーツを注文する予定ですので、それを履いて騎乗できます。10月には家族とともにアイルランドに戻る予定です」。

 「騎手のコーチをしていますが、今後もそれをアイルランドで続けたいと思います。そして、朝の調教も多少はできるようになることを望んでいます。それは、怪我を克服できているときの話ですが。今回以外でも騎手生活で多くの怪我に悩まされてきました。肩の具合も良くなく、年齢も重ねています。だからちょうど引退する潮時です」。

 ガノン騎手にとって最高の年は、主にデヴィッド・エヴァンス(David Evans)厩舎の馬に騎乗して71勝を挙げた2011年である。しかし、ガノン騎手は他の調教師にも心から感謝を述べた。

 「感謝を述べたい人が沢山います。ジョン・オックス(John Oxx)調教師夫妻、デヴィッド・エヴァンス調教師、ヘンリー・キャンディ(Henry Candy)調教師、ケヴィン・ライアン(Kevin Ryan)調教師、アンドリュー・ボールデング(Andrew Balding)調教師。そのほか、私を支援してくださった数多くの人々に感謝いたします」。

 「また、サポートしてくれたエージェントのニール・アラン(Neil Allan)氏、オークシーハウス(Oaksey House リハビリ施設)の理学療法士とスタッフの皆さん、そして、つらい時期を過ごし難しい決断を下すにあたり、支えてくれた家族に感謝したいと思います」。

             ________________________________________

         ガノン騎手に関する数字

         年齢:35歳

         英国とアイルランドでの勝利数:440勝

         G1 優勝:2010年ラウンドタワーSのディングルビュー(Dingle View)

         年間最多勝:2011年の71勝

         初騎乗:1998年

         年間最高獲得賞金:2011年の38万2,841ポンド(約5,551万円)
             ________________________________________

By Stuart Riley

(1ポンド=約145円)

[Racing Post 2017年7月21日「Gannon forced to retire after specialist rules out return to racing」]


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