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海外競馬ニュース
2017年04月13日  - No.15 - 2

モーリスがシャトルされるアローフィールドスタッドの種付料(オーストラリア)[生産]


 豪州のアローフィールドスタッド(Arrowfield Stud)は、今年の南半球繁殖シーズンにおけるスニッツェル(Snitzel 父リダウツチョイス)の種付料を大幅に引き上げた。

 スニッツェルは豪州サイアーズランキングで、優良馬ウィンクス(Winx)の父ストリートクライ(Street Cry)に次ぐ2位であり、その種付料は2016年の11万豪ドル(約935万円)から17万6,000豪ドル(約1,496万円)に引き上げられた。

 スニッツェルは今月のイングリスサイアーズ(G1)で優勝したインベーダー(Invader)、さらに今シーズンにG1を制したヘヴンリーブルー(Heavenly Blue)、ロシアンレヴォリューション(Russian Revolution)、サマーパッセージ(Summer Passage)の父でもある。

 種牡馬となった産駒が世界中にいることで影響力を高めつつあるリダウツチョイスも、その種付料が引き上げられ、2016年の11万豪ドル(約935万円)から13万7,500豪ドル(約1,169万円)となった。

 アローフィールドスタッドにいるリダウツチョイス産駒の種牡馬で成功しているもう1頭は、ナットアシングルダウト(Not A Single Doubt)である。その種付料も7万1,500豪ドル(約608万円)から8万8,000豪ドル(約748万円)に引き上げられる。

 同馬は2016-17年シーズンにG1を制したエクストリームチョイス(Extreme Choice)とスケールズオブジャスティス(Scales Of Justice)の父である。また3月には、産駒のガニソン(Gunnison)がインベーダーを破りトッドマンS(G2)を制した。

 G1を6勝している日本のモーリスと欧州で2歳シーズンに活躍したシャラー(Shalaa)はいずれも、3万3,000豪ドル(約281万円)の種付料でアローフィールズスタッドの種牡馬群に仲間入りする。

 日本でマイルG1を2勝したミッキーアイル(父ディープインパクト)も、同スタッドの新しい種牡馬であり、種付料1万3,750豪ドル(約117万円)で供用される。


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By Martin Stevens

(1豪ドル=約85円)

[Racing Post 2017年4月12日「Arrowfield Stud issues its prices for 2017 breeding season」]


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