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TOPページ > 海外競馬ニュース > ブドー騎手、障害競走馬の生産者としても頭角を現す(フランス・イギリス)[生産]
海外競馬ニュース
2017年03月30日  - No.13 - 3

ブドー騎手、障害競走馬の生産者としても頭角を現す(フランス・イギリス)[生産]


 トップジョッキーのピエール-シャルル・ブドー(Pierre-Charles Boudot)騎手とフランキー・デットーリ騎手にはいくつかの共通点がある。それは2回以上リーディングタイトルを獲得しただけではなく、今や一流障害競走馬の生産者でもあるということである。

 2年前のクイーンマザーチャンピオンチェイス(G1)で、デットーリ騎手が生産したドッジングブレッツ(Dodging Bullets)が優勝した。一方、ブドー騎手は自家生産馬のデフィデュスイユ(Defi Du Seuil 4歳)の活躍のおかげで、障害競走でも最近その名が一層知られるようになっている。デフィデュスイユ(フィリップ・ホッブス厩舎)は英国移籍後5戦5勝で、JCBトライアンフハードル(G1)の1番人気馬である。ブドー騎手は同馬を母のカトリーヌと姉のマリー-ガブリエルとともに生産した。

 ブドー騎手は、父マルクが最大50頭の競走馬(主に障害)を管理していたブルゴーニュ地方パレ-ル-モニアルの調教センターで育った。1990年代末に両親が後に"スイユ牧場(Haras du Seuil)"となる牧場を購買したことをきっかけに、ブドー騎手は競走馬の生産に携わるようになった。

 デフィデュスイユは、ブドーファミリーの4代目の生産馬である。一族の生産事業はブドー騎手の祖父母まで遡り、当初は生産馬に"テニス(Tennis)"という冠名をつけていた。彼らが生産したG2馬ジミーテニス(Jimmy Tennis)は、デフィデュスイユの近親でもある。

 ブドー騎手は「父はいつも、自らが管理した優良牝馬を手元に置くことで、繁殖牝馬群の質を高めようとしていました」と語った。

 しかし、2008年の父の早過ぎる死によって、遺族が生産事業に一層関わることになる。

 その頃、ブドー騎手の母カトリーヌは美容院を経営しており、ピエール-シャルルは見習騎手になったばかりで、マリー-ガブリエルも弟と同じくまだ10代だった。

 ブドー騎手は、生産事業を続けるという母の決断についてこう語った。「それまで生産には関わってこなかったので、彼女にとって大変勇気のいることでした。数年間はとても厳しい時期を過ごしましたが、私たちは本当に正しい道を進んだと考えています。今ではすべてが上手く行っています」。

 デフィデュスイユの他に、自家生産馬のタカンデュスイユ(Taquin Du Seuil)とカタマランデュスイユ(Catamaran Du Seuil)も、ブドーファミリーにチェルトナムフェスティバルでの勝利をもたらすだろう。

 ブドー騎手はこう語った。「私たちがチェルトナムフェスティバルに出走馬を3頭も送り出すなんて信じられません。チェルトナムに行ったことはありませんが、テレビで見たところでは、その雰囲気はとても素晴らしいものです」。

 ブドーファミリーは現在、30ヘクタールの土地に10頭の繁殖牝馬を繋養している。その中にはタカンデュスイユの母スウィートラリー(Sweet Laly)がおり、今年ポリグロット(Poliglote)と交配する予定である。デフィデュスイユの母カルヴィーヌデュスイユ(Quarvine Du Seuil)は2013年に死んだ。

 カトリーヌ・ブドー氏はこう語った。「私たちはカルヴィーヌデュスイユをヴォワデュノール(Voix Du Nord)と交配させることに決めていました。すぐ近くで供用されていることに加え、すでに私たちのために"タカン"を送り出しているので、種牡馬として彼のことが本当に好きだったからです」。

 「残念ながら、カルヴィーヌデュスイユは"デフィ"を出産してから10日後に疝痛を発症して助かりませんでした。私たちは当歳の"デフィ"を、その前年の"カタマラン"と同様に、パポファミリー(訳注:フランス障害競馬界のリーディングオーナー)に売却しました」。

 "カタマラン"も"デフィ"もエマニュエル・クレイユー(Emmanuel Clayeux)厩舎に預託された。クレイユー調教師は他に、キャリア初期のサーデシャン(Sir Des Champs)、グランクリュ(Grands Crus)、ユンナルティスト(Une Artiste)、アップルズジェイド(Apple's Jade)を管理し、それらの馬も英国とアイルランドに移籍した。

 ブドー騎手が近い将来障害競走でデビューする計画はないが、ブドーファミリーは初めてチェルトナムフェスティバルを観戦するために英国へ旅立つ。

 ブドー騎手はこう語った。「デフィデュスイユの前3走を見たところ、チェプストウ競馬場のG1レースはたやすく制したように見えました。今回のレースは手ごわいものになると思いますが、とても楽しみにしています」。

訳注:チェルトナムフェスティバル(3月14日~17日)において、デフィデュスイユはJBCトライアンフハードルで見事に優勝した。また、タカンデュスイユはハンデキャップハードル(G3)で2着、カタマランデュスイユは条件付騎手ハンデキャップハードルで20着となった。カトリーヌとマリー-ガブリエルは現地で観戦したが、ブドー騎手は騎乗のためにチェルトナム競馬場に行けなかった]。

By Isabel Mathew

(関連記事)海外競馬ニュース 2017年No.11「デットーリ騎手の生産馬がチェルトナムフェスティバルで優勝(イギリス)

[Racing Post 2017年3月7日「Boudot bound for Cheltenham to cheer on homebred hotspot」]


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