EnglishKorean
中文Francais
Japanese Stud Book


世界の競馬
海外競馬ニュース(毎週更新)
海外競馬情報
海外競馬場・日程
海外競走登録・遠征情報
世界の競馬および生産統計 アジア競馬会議・競馬連盟
軽種馬登録情報
軽種馬登録ニュース
統計データベース
軽種馬の登録の仕組み
登録のあゆみ
ユビキタス関連
マイクロチップについて
申請書類ダウンロード

モバイルサイト
TOPページ > 海外競馬ニュース > カリズマティック、帰国してオールドフレンズに繋養予定(アメリカ)[その他]
海外競馬ニュース
2016年11月03日  - No.44 - 1

カリズマティック、帰国してオールドフレンズに繋養予定(アメリカ)[その他]


 クラシック二冠馬で1999年の年度代表馬カリズマティック(20歳)は11月、米国に帰国して、引退馬施設オールドフレンズ(Old Friends ケンタッキー州ジョージタウン)で繋養される予定。

 2002年から日本で供用されているカリズマティックは11月後半、JBBA静内種馬場から米国に輸送される予定で、到着日時は決定次第発表される。

 カリズマティックの輸送費の大部分については、かつての馬主であるロバート&ベヴァリー・ルイス夫妻(Robert and Beverly Lewis)の家族財団と、ティトズ・ハンドメード・ウォッカ社(Tito's Handmade Vodkaテキサス州オースティンを拠点とするウォッカのメーカー)から資金援助される。

 オールドフレンズは、2014年に1997年ダービー馬シルバーチャーム(馬主は同じくルイス夫妻)、2015年に2002年ダービー馬ウォーエンブレムを日本から受け入れた。今回1999年のケンタッキーダービー(G1)とプリークネスS(G1)を制したカリズマティックを迎えることで、オールドフレンズは米国で唯一ケンタッキーダービー馬を3頭繋養する牧場となる。

 オールドフレンズの創設者で会長のマイケル・ブローウェン(Michael Blowen)氏は、こう語った。「また1つ夢が叶います。ここでは、多くの競馬ファンがカリズマティックに特別な思い出を持っているので、彼を迎えられることには大きな意味があります」。

 「ナーヴィックインターナショナル社のイガラシ・メグミ氏とJBBAの松田薫氏に感謝したいと思います。この数年、カリズマティックの日本での暮らしについて報告してくださり、今回の帰国に向けてすべての手配をしてくださいました。もちろん、ルイス夫妻のご家族のこの上ない寛大さと、この夢の実現に協力してくださったティトズ・ウォッカ社の皆様にも感謝の気持ちで一杯です」。

 亡き夫ロバート・ルイス氏とともにカリズマティックを所有していたベヴァリー・ルイス氏はこう語った。「私と家族は、年度代表馬カリズマティックが帰国し、オールドフレンズで私たちの愛するシルバーチャームと一緒に繋養されることをとても嬉しく思っています。カリズマティックは1999年にケンタッキーダービーとプリークネスSを制した数週間の間に、きら星のごとく活躍しました。三冠目となるベルモントS(G1)に挑戦しましたが、残念なことに、このレース中に故障して二度と走れなくなりました。しかし、今では彼が到着したときに会いに行くことをとても楽しみにしています」。

 ティトズ・ウォッカ社の販売担当副会長であるエリック・バーランド(Eric Barlund)氏は、「弊社は馬の愛護団体の支援を行ってきており、このような慈善活動は身近で大切なものです」と述べた。

 そして、「カリズマティックをケンタッキーに連れ戻す活動に関与でき、そして、このような取組みへの意識を高めることに協力できて、とても満足しています。ケンタッキーでは彼のようなスター馬は尊敬されています」と付言した。

 栗毛のカリズマティック(父サマースコール、母バリベイブ、母父ドローン)は、ケンタッキー州のパリッシュヒルファーム(Parrish Hill Farm)とウィリアム・ファリッシュ(William Farish)氏により生産され、殿堂入りしたD・ウェイン・ルーカス(D. Wayne Lukas)調教師に管理された。シンデレラストーリーを地で行くような競走馬で、1999年2月にはサンタアニタパーク競馬場のクレーミング競走で競り合っていたが、4月にレキシントンS(G2・キーンランド競馬場)で優勝し、ケンタッキーダービーの出走権を獲得した。

 ケンタッキーダービー(チャーチルダウンズ競馬場)では、単勝オッズ31-1(32倍)以上の伏兵扱いだった同馬は最後の100mでキャットシーフ(Cat Thief)をとらえ、追撃してきたメニフィー(Menifee)をクビ差で退け優勝を果たした。プリークネスSでは1½馬身差で優勝し、ルイス夫妻にとって2年ぶりで2頭目の三冠挑戦馬となった。1997年にはシルバーチャームも三冠に王手をかけていた。

 三冠目のベルモントS(G1)において、カリズマティックは馬群の後ろでチャンスをうかがうのではなく、ペース良く先行していた。残り400mの地点で先頭に立つと、史上最多の8万5,000人の観客は歓声を上げ始めた。しかし、カリズマティックは突然後退し、優勝したレモンドロップキッド(Lemon Drop Kid)に追い越された。クリス・アントレー(Chris Antley)騎手はカリズマティックが左前肢を傷めていること感じ取り、それが深刻化しないように、入線後すぐに手綱を引いて下馬した。カリズマティックは左前肢に多発性骨折を発症していた。

 カリズマティックは命に別状はなかったが競走能力を喪失した。この年の最優秀3歳牡馬および年度代表馬に選出された同馬は、通算成績17戦5勝、獲得賞金額203万8,064ドル(約2億1,400万円)で引退した。そして、2000年にレーンズエンド牧場(Lane's End)で種牡馬入りして、そこで3年間供用された。

By Blood-Horse Staff

(1ドル=約105円)

[bloodhorse.com 2016年10月26日「Charismatic Moving to Old Friends」]


上に戻る