EnglishKorean
中文Francais
Japanese Stud Book


世界の競馬
海外競馬ニュース(毎週更新)
海外競馬情報
海外競馬場・日程
海外競走登録・遠征情報
世界の競馬および生産統計 アジア競馬会議・競馬連盟
軽種馬登録情報
軽種馬登録ニュース
統計データベース
軽種馬の登録の仕組み
登録のあゆみ
ユビキタス関連
マイクロチップについて
申請書類ダウンロード

モバイルサイト
TOPページ > 海外競馬ニュース > フランキー・デットーリ騎手、英国3,000勝を達成(イギリス)[その他]
海外競馬ニュース
2016年08月25日  - No.34 - 1

フランキー・デットーリ騎手、英国3,000勝を達成(イギリス)[その他]


 フランキー・デットーリ騎手は8月12日夜、ニューマーケット競馬場でジョン・ゴスデン(John Gosden)調教師が管理するプレディレクション(Predilection)に騎乗して勝利を収め、英国の平地競走で3,000勝を達成した6人目の騎手となった。

 デットーリ騎手は戦術を変えて先頭に立って終始リードし、最後はいつも通りの強烈なやり方で他馬をはるか遠くに突き放した。

 デットーリ騎手は家族に見守られて感極まり、こう語った。「30年前にやって来たニューマーケットで3,000勝を達成できるのは格別です。どのように言葉にしてよいのか分かりません。ここでこの記録を達成するために、今週はわざと騎乗しませんでした。私にとってニューマーケットは特別な場所です」。

 世界一知名度の高い騎手と言っても過言ではない45歳のデットーリ騎手は、輝かしいメンバーからなる3,000勝達成騎手リストに仲間入りした。これまで英国でこの記録に到達したのは、平地競走ではゴードン・リチャーズ(Sir Gordon Richards)卿、パット・エデリー(Pat Eddery)氏、レスター・ピゴット(Lester Piggott)氏、ウィリー・カーソン(Willie Carson)氏、ダグ・スミス(Doug Smith)氏であり、障害競走ではトニー・マッコイ(Sir Tony McCoy)卿、リチャード・ジョンソン(Richard Johnson)氏である。

 デットーリ騎手はこの日、記録達成の前にガイヤー(Ghayyar)で優勝しており、2勝を挙げて偉大な騎手の仲間入りを果たしたが、もっと多くの勝利を挙げることを誓った。「3,000勝して安心したと同時に、謙虚な気持ちになりました。観客からはジュライカップ開催日と同じぐらいの声援が送られました。今日ほど気分が良いことはありません」。

 30年間にわたるジェットコースターのようなキャリアは、1987年にグッドウッド競馬場で、16歳のデットーリ騎手がリジーヘーア(Lizzy Hare)に騎乗して英国初勝利を挙げた時に始まった。その後世界中でG1優勝を果たし、英ダービー(G1)で2勝した。

 デットーリ騎手は3,000勝したものの、英国最多勝騎手リチャーズ卿の記録4,870勝にはまだ遠い。しかし、1932年~1967年に活躍したスミス氏の記録にはあと111勝に迫っている。



見事なカムバック

 2012年9月の時点ではデットーリ騎手のこの偉業は実現不可能に思われた。その当時、18年間務めたゴドルフィンの主戦騎手としての地位が辛辣なかたちで終了したからだ。その後、デットーリ騎手はコカインの陽性反応のために6ヵ月間の騎乗停止処分を受け、そのキャリアは絶体絶命となった。

 しかしデットーリ騎手は2013年5月、決意を固めてそのキャリアを再構築すべく復帰した。そして同年7月に、カタールを拠点とする有力馬主アルシャカブレーシング社と新たに契約を結んだことで、活気を取り戻した。

 同騎手はその波に乗って、2年後にゴールデンホーン(Golden Horn ゴスデン厩舎)で英ダービーと凱旋門賞(G1)を制し、トップレベルに返り咲いた。

 長年関係を築いてきたゴスデン調教師の管理馬で3,000勝に到達したことは素晴らしいことだった。

 ゴスデン調教師はプレディレクションが優勝した後、こう語った。「フランキーは私の管理馬で2回カムバックを達成しました。2回目は少しリラックスしていました。私たちは長い付き合いです。今夜この場に立ち会えてよかったです」。

 「フランキーは、素晴らしいアスリートであるとともに偉大なホースマンで、たいへん聡明です。上機嫌で再び騎乗を楽しんでいて、調子は99%戻っています」。

 「調子が良ければあと5年乗り続けられるでしょう。怪我がなければ、若者のように騎乗できます」。

 3,000勝達成は、デットーリ騎手のロイヤルアスコット開催56勝や英国クラシック16勝など、これまで成し遂げられた数々の偉業に加えられる。なお、英ダービーは、2007年にオーソライズド(Authorized)、2015年にゴールデンホーンで制している。今シーズンはガリレオゴールド(Galileo Gold)で英2000ギニー(G1)とセントジェームズパレスS(G1)を制するなど、50勝を挙げている。



リーディングジョッキーのタイトルを3回獲得


 デットーリ騎手は英国リーディングジョッキーに3回輝いた。1994年には233勝してこの栄冠を勝ち取ったが、この平地競走の年間勝利数を上回るのはリチャーズ卿とフレッド・アーチャー(Fred Archer)氏だけである。

 1996年には、アスコット競馬場で"マグニフィセント・セブン(Magnificent Seven)"と呼ばれる7戦全勝の信じられない偉業を達成した。この競馬史上最も驚異的な一日は、英国のブックメーカーに合計4,000万ポンド(約52億円)の損失を生じさせたと伝えられている。

 デットーリ騎手は少なくともあと5年騎乗したいと話し、現役を続けることを明らかにした。今後、スミス氏の記録を超えるのは間違いないと思われるが、そうなればカーソン騎手の3,828勝に次ぐ位置となる。

 翌日にニューベリ競馬場で騎乗予定のデットーリ騎手は、「次の目標は3,001勝です。4,000勝達成は極めて難しそうです。次の目標はスミス氏の3,111勝とするほうが現実的でしょう」と語った。


news_2016_34_01.jpg

By Alex Wiltshire

(1ポンド=約130円)

[Racing Post 2016年8月12日「Fantastic Frankie rides 3,000th British winner」]


上に戻る