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海外競馬ニュース
2016年06月30日  - No.26 - 2

ウェルド調教師、亡き母の生産馬で4000勝達成(アイルランド)[その他]


 ダーモット・ウェルド(Dermot Weld)調教師は6月23日夜、管理馬シースウィフト(Sea Swift)がネース競馬場の牝馬限定未勝利戦を制したことで、4,000勝トレーナーとなった。

 パトリック・スマレン(Patrick Smullen)騎手が騎乗したシースウィフトは、ウェルド調教師の亡き母マーガレットの生産馬である。

 同調教師は、アットザレーシズ社に対してこう語った。「亡き母が生産した牝馬でこの記録を達成できたのは素晴らしいことです。この馬が年内にいくつかのブラックタイプ競走で優勝することを楽しみにしています」。

 ウェルド調教師は重要な平地レースの大半を制しており、今年の英ダービー(G1)をハーザンドで制した。

 同調教師は勤勉な厩舎スタッフと長年にわたり協力してくれた優秀な騎手たちに敬意を表して、こう語った。「長年にわたり素晴らしいチームと一緒に仕事ができ、彼らの勤勉さがこの記録達成を可能にしてくれました」。

 「ウォリー・スウィンバーン(Wally Swinburn)、ジョニー・ロー(Johnny Roe)、マイケル・キネーン(Michael Kinane)、パトリック・スマレン、そして障害競走ではブレンダン・シェリダン(Brendan Sheridan)などの優秀な騎手と一緒に取り組めたことは非常に幸運でした。

見事な偉業

 ウェルド調教師が免許を取得した1972年当時、アイルランドでは競馬開催日が限定されていた。これを考えれば、この偉業はいっそう賞賛に値する。

 「長年、週に水・木・土曜日の3日しか競馬開催がなく、週2日しかないときもありました。1日に6レースしか施行されず、運よく1日5勝できることが何度かありました」と同調教師は回顧した。

 シースウィフトの勝利は、ウェルド調教師にとってこの日2勝目であった。その前に、ネースオークストライアルで1番人気となった管理馬ディシプリン(Discipline)が優勝していた。

By Tony McFadden

[Racing Post 2016年6月23日「Weld registers landmark 4,000 wins as a trainer」]


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