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2016年06月09日  - No.23 - 3

香港ジョッキークラブ、豪州とライブ映像配信の契約を締結(香港・オーストラリア)[開催・運営]


 香港ジョッキークラブ(Hong Kong Jockey Club: HKJC)は5月31日、「6月1日のハッピーバレー開催から、香港競馬のライブ映像はレーシングコム社(Racing.com)を通じて豪州で視聴可能となります」と発表した。

 HKJCの役員は「レーシングコム社の映像は受信料が無料であり、インターネット、フォックステル(Foxtel 登録制テレビサービス)を通じて豪州の95%の世帯で視聴可能です」と語った。

 豪州では2014年10月からヴィクトリア州で、2015年10月からニューサウスウェールズ州で、タブコープ社(Tabcorp)を通じて香港の大規模なパリミューチュエル賭事プールに賭事を行うことが可能になっている。また、ハッピーバレー競馬場とシャティン競馬場のレース映像は、これからもスカイレーシングチャンネル(Sky Racing Channel)で視聴可能である。

 HKJCのCEOであるウィンフリード・エンゲルブレヒト-ブレスケス(Winfried Engelbrecht-Bresges)氏はこう語った。「この契約締結は、香港競馬の海外映像配信の成功を示すものであり、我々のコミングリングビジネス(賭事プールの共同化)を発展させることでしょう。豪州の人々はどのチャンネルに合わせればエキサイティングな香港競馬を見られるか知ることになるでしょう。レーシングコム社は視聴者に対し、レースに先立つ重要な数分間に、多くの情報と専門家の見解を提供するでしょう」。

 HKJCの顧客・販売サービス担当の常務理事であるリチャード・チャン(Richard Cheung)氏は、こう語った。「香港の賭事プールは1レース当たり世界最大であり、HKJCが提供するエキゾチック馬券が魅力的なことが証明されるでしょう」。

 「この提携はコミングリングされる賭事プールを通じて、従来のパートナーであるタブコープ社と豪州競馬界全体に恩恵をもたらすと考えます」。

 HKJCが海外の放映パートナーと大規模な映像配信契約を締結するのは2回目である。香港競馬はすでに、TVG社を通じて米国の3,000万世帯以上で視聴することができる。

By Blood-Horse Staff

(関連記事)海外競馬ニュース 2014年No.14「TVG社、香港とのコミングリングを実現(アメリカ)

[bloodhorse.com 2016年5月31日「HKJC Strikes Coverage Deal in Australia」]


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