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海外競馬ニュース
2015年02月19日  - No.7 - 2

英オークス、フランス馬を引きつけるために予備登録締切を先延ばし(イギリス)[開催・運営]


 今年の英オークス(G1)の予備登録締切を6週間先延ばしにすることを、エプソム競馬場は決定した。この措置は英オークスに恩恵をもたらし、2001年以降のフランス調教馬不在に終止符が打たれるかもしれないと考えられている。

 これまで3月上旬であった英オークスの予備登録締切日は、今年は4月14日となる。また、同じ日に締切られるコロネーションカップ(G1)の予備登録も例年より1週間遅い。

 エプソム競馬場の競走部長であるアンドリュー・クーパー(Andrew Cooper)氏は次のように語った。「従来の予備登録締切日ではフランス馬を引きつけることができなかったので、2〜3年前からこの措置について考えていました」。

 「ただ伝統的というだけで3月を締切にしてきました。もう少し先に締切っても支障はなく、調教師はより納得した上で登録することができると思います。この措置により、費用が掛かる追加登録を待つのではなく、通常の予備登録で出走できるチャンスをより多くの牝馬に与えることができます」。

 ダービーフェスティバルに国際的な関心を集めることは、クーパー氏の優先事項であり続けている。

 同氏は次のように付け足した。「この措置は、海外、とりわけフランスからの登録と関心を集めるのに役立つでしょう。英オークスへ出走するフランス調教馬は非常に少なく、近年はごく稀です。仏オークス(G1 ディアヌ賞)の競走距離は2000mに短縮されており、もっと長距離を得意とする牝馬がフランスにいるはずだと考えられるので、予備登録を3月に締切ることはあまり得策ではありませんでした」。

 英オークスを2回制しているエド・ダンロップ(Ed Dunlop)調教師は、次のように語った。「これは朗報です。調教師たちは、実力を発揮するようになるのが比較的遅い牝馬を登録することができるでしょう。この措置は海外からの予備登録をより多く引きつけるのに効果的です。フランスではトライアルの時期がかなり早くなりつつあります」。

 英オークスに出走した直近のフランス調教馬は、2000年にラブディヴァイン(Love Divine)の11着に敗れたクリケット・ヘッド-マアレク(Criquette Head-Maarek)厩舎のゴールドラウンド(Gold Round)である。

By Lewis Porteous

[Racing Post 2015年1月22日「Epsom hopes to lure French fillies with later Oaks entry」]


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