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2015年12月24日  - No.51 - 2

ウッドバイン競馬場、2015年に記録的な賭事売上げ増加を達成(カナダ)[開催・運営]


 ウッドバイン・エンターテインメント・グループ(Woodbine Entertainment Group: WEG)が発表した統計によれば、ウッドバイン競馬場の2015年競馬開催は、すべての媒体から得られた賭事売上げが11.3%増加するという記録を達成して終了した。

 2015年競馬開催(全133日)は、すべての媒体から得られた賭事売上げが4億3,818万5,077カナダドル(約372億円)となり、2014年競馬開催(全133日)の3億9,387万1,490カナダドル(約335億円)を上回った。

 WEGのCOO(最高執行責任者)ショーン・ピンソノー(Sean Pinsonneault)氏は、「2015年競馬開催の結果に満足しています。馬券を買いたくなるようなレースが沢山ありました。引き続き売上げの増加を発表することができましたし、顧客アピールもでき、本当に実りがありました」と語った。

 米国での賭事売上げが顕著に増加し、ウッドバイン競馬場の3つの主要競馬開催日はそれぞれ過去最高を記録した。

 クイーンズプレート開催日(7月5日)の賭事売上げは、2013年の記録970万ドル(約8億2,450万円)を上回る1,106万カナダドル(約9億4,010万円)となった。この日は(競馬以外も含む)すべての媒体から得た賭事売上げが4,250万カナダドル(約36億1,250万円)に上り、ウッドバイン競馬場の1日当たりの売上げ記録も打ち立てた(1996年ブリーダーズカップ開催日を除く)。

 ウッドバインマイル開催日(9月3日)の賭事売上げは、2014年の記録700万4,000カナダドル(約5億9,534万円)を上回る718万7,000カナダドル(約6億1,090万円)となった。一方、カナディアンインターナショナル開催日(10月18日)の賭事売上げは、2011年の記録640万カナダドル(約5億4,400万円)を上回る647万カナダドル(約5億4,995万円)となった。

 さらに、2015年の最終開催日(11月29日)の賭事売上げ650万カナダドル(約5億5,250万円)も、これまでの最高記録であった2014年の540万カナダドル(約4億5,900万円)を上回った。

 2015年の賞金総額は7,290万カナダドル(約61億9,650万円)であり、1レース当たりの平均出走頭数は2014年の8.4頭から8.1頭に減少した。

 ウッドバイン競馬場は現在、8年が経過したポリトラック馬場をタペタ馬場に取り換えている。天候に恵まれれば、1週間後に新しい馬場の敷設工事は完了する。また、来年は新しい試みとして、EPテイラー芝コースにおいて右回りの欧州スタイルのレースを導入する。3月24日から11月まで毎週土曜日に、主に芝のスプリント戦をこのスタイルで施行する予定である。

 ピンソノー氏は、「右回りのレースの追加は、私たちの競馬番組をエキサイティングなものにします。競馬ファンをワクワクさせることを期待しています」と付言した。

By Blood-Horse Staff
(1カナダドル=約85円)

[bloodhorse.com 2015年12月3日「Records, Handle Growth for Woodbine in 2015」]


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