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2015年12月03日  - No.48 - 3

エリザベス女王、リチャード・ヒューズ厩舎に所有馬を預託(イギリス)[その他]


 騎手を引退して厩舎を開業したばかりのリチャード・ヒューズ(Richerd Hughes)氏は、エリザベス女王のレーシングマネージャーであるジョン・ウォレン(John Warren)氏の申し入れを受け、来年、女王陛下の2歳馬を預かることになる。

 ヒューズ氏は、11月4日にケンプトン競馬場で管理馬ダッチェスオブマーマイト(Duchess Of Marmite)が優勝し、調教師として初勝利を挙げた。同氏は次のように語った。「ジョン・ウォレン氏から電話があり、女王陛下の馬を預からないかと打診を受けました」。

 「調教師1年目にこのようなサポートを受け、本当に感激し、とても光栄に思いました。大半の調教師は、このような依頼を受けるまでに、数え切れないくらいの勝利を挙げなければなりません。感激のあまり呆然としています」。

 「女王陛下の馬に騎乗していた時は非常に幸運でした。フリーエージェント(Free Agent)に騎乗してロイヤルアスコット開催のチェシャムSで優勝したことは、その当時途轍もなく素晴らしい出来事でした」。

 「女王陛下はご自身の所有馬について熟知されており、ハノン親子の厩舎にいらっしゃるときはいつも嬉しく思いました。騎手であった時と同様に、女王陛下の馬の調教師としても幸運に恵まれればいいのですが」(訳注:リチャード・ヒューズ氏はハノン親子の厩舎の主戦騎手を務めていた)。

 11月中旬に、1歳のパコボーイ産駒(母メドリー)がヒューズ厩舎に入厩する。ヒューズ氏はこの両親に騎乗したことがあるので、この馬に何を期待すべきかを心得ている。

 ヒューズ氏はパコボーイ(Paco Boy)に騎乗して、クイーンアンS(G1)やロッキンジS(G1)など重賞6勝を挙げた。また、メドリー(Medley)にも頻繁に騎乗していたが、セントレジャー開催のリステッド競走(準重賞)優勝など3勝を挙げた際には騎乗していなかった。いずれもリチャード・ハノン(Richard Hannon snr)調教師(父)の管理馬であった。

By Graham Dench

[Racing Post 2015年11月10日「Hughes to train runner for Queen」]


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