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海外競馬ニュース
2015年11月19日  - No.46 - 1

チェルトナム競馬場の新スタンド、ファンの印象は概ね良好(イギリス)[開催・運営]


 チェルトナム競馬場は、今シーズン初日である10月23日に、総工費4,500万ポンド(約83億2,500万円)の新しいグランドスタンドを披露し、多数の競馬ファンから称賛を受けた。

 チェルトナム競馬場の地域担当理事であるイアン・レントン(Ian Lenton)氏は、次のように語った。「改築全体についての評価はとても好意的であり、誰もが新スタンド、曲線の歩道、パドックを見下ろすバルコニーを気に入っているようです」。

 「あらゆる場所にスペースをとり移動しやすくしたので、全体的に、競馬ファンにとって視界が改善され歩きやすくなりました」。

 「馬主と調教師は新スタンドの設備にとても満足しており、年間会員もコースとパドックの見晴らしが良くなったことに賛意を示しています」。

 ウスターから来た常連ファンのサイモン・クームズ(Simon Coombes)氏は、次のように語った。「競馬ファンのためにより広いスペースを設けてくれたようで、居心地がさらに良く、便利になりました」。

 「しかし、大勢の人々が来場し施設が混雑する大規模な開催とチェルトナムフェスティバルが、本当の正念場となるでしょう」。

 グロスターから来たフレッド・ライト(Fred Wright)氏は、これらの意見に同調し次のように語った。「この改築により、競馬開催全体が一層楽しめるものになりました。喜ばしいことです」。

 「半円型のバルコニーから見下ろすパドックの見晴らしは壮観です。この競馬場を威厳あるものにしています。関係者は良い仕事をしました」。

 しかし、ミュリエル・シンプソン(Muriel Simpson)氏は新スタンドの評価に慎重であり、次のように語った。「古い馬房があったところに、大きな建築物ができていて、少し威圧的な印象を受けます。徐々に好きになれれば良いのですが」。

 アン王女にちなみ“プリンセスロイヤル”と名付けられたこの新スタンドは、11月13日(金)に、アン王女自身により正式にオープンされる。

By Andrew King
(1ポンド=約185円)

[Racing Post 2015年10月24日「New Cheltenham gets thumbs-up」]


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