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TOPページ > 海外競馬ニュース > グロリアス・グッドウッド開催、カタールと契約締結で賞金額大幅アップ(イギリス)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2015年01月22日  - No.3 - 2

グロリアス・グッドウッド開催、カタールと契約締結で賞金額大幅アップ(イギリス)[開催・運営]


 カタールの英国競馬界への巨額投資はかつてないほどのレベルに達した。グロリアス・グッドウッド開催グッドウッド競馬場:7月28日〜8月1日)との2,500万ポンド(約45億円)以上にもなる10年間のスポンサー契約が発表されたのだ。この契約は主要8レースの賞金額を大幅に引き上げ、サセックスS(G1)の総賞金は100万ポンド(約1億8,000万円)に達する。

 グッドウッド競馬場のオーナーであるマーチ卿(Lord March)は、この契約により世界中の優良馬が惹きつけられると確信しており、英国競馬史上最大の契約になるのは間違いないと述べた。ナッソーS(G1)の総賞金は3倍の60万ポンド(約10億800万円)となり、2014年に新しいスポンサーの要求によりレース名を変更し物議を醸したスチュワーズカップ(訳注:2014年は“レッド32カップ”として施行)は、レース名を元に戻し賞金額は150%増の25万ポンド(約4,500万円)となる。

 レノックスS(G2)、グッドウッドカップ(G2)およびキングジョージS(G2)は、総賞金がそれぞれ30万ポンド(約5,400万円)に増え、英国においてこれまでで最高の賞金を提供するG2となる。またグッドウッドの主要2歳戦であるリッチモンドS(G2)とヴィンテージS(G2)の総賞金は、それぞれ2倍以上の20万ポンド(約3,600万円)に引き上げられる。

 カタールはすでに、Qipco社を通じて英国チャンピオンズシリーズ、英国チャンピオンズデー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)、愛国チャンピオンズウィークエンドのスポンサーを務めている。また、アルシャカブレーシング社(Al Shaqab Racing)はロッキンジS(G1)のスポンサーとして5年契約を交わし、今後同競走はアルシャカブロッキンジSとして施行される。

 2015年グロリアス・グッドウッド開催の主要8レースへの計200万ポンド(約3億6,000万円)の資金提供、そしてその金額を年々増加させることをカタールは約束した。さらに“カタール・グッドウッド・フェスティバル”とブランド化されるこの開催全体の賞金総額は、昨年の220万5,000ポンド(約3億9,690万円)から450万ポンド(約8億1,000万円)に膨れ上がる。

 マーチ卿はこの歴史的契約が1年以上前から計画されていたことを認め、次のように語った。「グッドウッドと英国競馬界にとって素晴らしいニュースであることは間違いありません。この開催を世界的に認められる貴重なフェスティバルにするためには賞金額を上げることが肝心であるという考えを長年持っていました。これまでとまったく違う雰囲気と印象を作り出すために、最高級の馬を呼ぶ必要があります」。

 「それを実現するためには賞金額を確保しなければなりません。私たちはカタールの援助を受けて、世界中から最高級の馬を惹きつけることができ、本当に優れた競馬を開催することができるでしょう。グッドウッドの伝統と歴史を変えるつもりはありません。ただこれにより、競馬ファンが楽しみ、グッドウッドが世界的に有名になることは間違いないでしょう」。

 「カタールはグロリアス・グッドウッド開催の独占的パートナーと言うわけではありません。これまでQipco社と同様に、マーケルインシュランス社(Markel Insurance)、アーテミス社(Artemis)、ヴーヴクリコ社(Veuve Cliquot)もこの開催の重賞のスポンサーでした。少なくとも2024年まではカタールの後押しを受けて施行される予定です」とマーチ卿は強調した。

 グッドウッド競馬場のアダム・ウォーターウォース(Adam Waterworth)場長は次のように語った。「このスポンサー契約により、グロリアス・グッドウッド開催は競馬統轄機関等からさらなるお墨付きをもらえるでしょう。この開催が提供する予定の賞金レベルは、今や他のどのレースとも比較できません。でも、私にとってこの契約の最もワクワクする点は、これが始まりに過ぎないということです」。

 「より広い範囲から出走馬を惹きつけるという考えが、このスポンサー契約の重要な部分です。この開催の前後に競馬開催を行う他の競馬場と、私たちが協力できるかどうかについて興味深い対話が行われることになると考えています。うまく馬を呼び集めることができることを確信しています」。

 近年ではキングマン(Kingman)、トロナード(Toronado)、フランケル(Frankel)が優勝したサセックスSは、英国で6番目に誕生する総賞金100万ポンド(約1億8,000万円)以上のレースになる。1〜5番目は、英ダービー、英チャンピオンS、クイーンエリザベス2世S、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(いずれもスポンサーはQipco社)、そしてクラビーズ社がスポンサーのグランドナショナルである。

 グッドウッド競馬場は主要レースが施行される日程の変更を望んでいないが、7ハロン(約1400m)のレノックスSのG1格上げを実現することには相変わらず熱心であり、カタールはこの競走がG1に昇格すれば総賞金50万ポンド(約9,000万円)の看板レースにすることを約束している。
 

2015年グロリアス・グッドウッド開催の主要8レースの賞金額
開催日 レース名 2014年賞金額 2015年賞金額
7月28日 レノックスS(G2) £150,000
(2,700万円)
£300,000
(5,400万円)
7月29日 サセックスS(G1) £300,000
(5,400万円)
£1,000,000
(1億8,000万円)
7月29日 ヴィンテージS(G2) £80,000
(1,440万円)
£200,000
(3,600万円)
7月30日 リッチモンドS(G2) £80,000
(1,440万円)
£200,000
(3,600万円)
7月30日 グッドウッドカップ(G2) £120,000
(2,160万円)
£300,000
(5,400万円)
7月31日 キングジョージS(G2) £100,000
(1,800万円)
£300,000
(5,400万円)
8月1日 ナッソーS(G1) £200,000
(3,600万円)
£600,000
(1億  800万円)
8月1日 スチュワーズカップ(ハンデ) £100,000
(1,800万円)
£250,000
(4,500万円)


By Lee Mottershead
(1ポンド=約180円)

[Racing Post 2014年12月23日「Qatar in £25m sponsorship deal for Glorious Goodwood」]


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