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TOPページ > 海外競馬ニュース > 優先されつつある厩務員不足の問題(イギリス)[その他]
海外競馬ニュース
2015年06月18日  - No.24 - 3

優先されつつある厩務員不足の問題(イギリス)[その他]


 全国調教師連合会(National Trainers' Federation: NTF)は、熟練した厩務員の雇用に関する懸念への対応に迫られている。この問題は、BHA(英国競馬統轄機構)の成長戦略の妨げになるかもしれない。

 冬期間、いくつかの地域で厩務員が不足したことを受け、NTFのCEOルパート・アーノルド(Rupert Arnold)氏は、この問題の解決を優先させようとしている。

 4月の会合において、厩務員不足を経験した調教師に対する調査と、今後の対応策が決定した。この会合には、BHAの人材開発理事であるキャロル・ゴールドスミス(Carole Goldsmith)氏、調教師、職業訓練担当者などが出席した

 アーノルド氏は、次のように語った。「昨年12月から今年3月にかけて、人材不足のために非常に厳しい状況を経験した地域、調教師、厩舎スタッフがみられました」。

 「この状況が、人材募集を再検討するきっかけとなりました。現在の政治情勢下では、EU圏外から人材を募集することは非常に困難です。したがって、国内の人材市場から若者を競馬界に取り込むことを、真剣に考えなければなりません」。

 同氏は、次のように付言した。「厩務員不足を経験した調教師を対象とする詳細な調査が実施されています。厩務員不足は地域に限定されているのか、大規模厩舎あるいは小規模厩舎のいずれで生じているのか、障害競走馬と平地競走馬のいずれの厩舎でみられるのか、などに関する調査です」。

 「本調査においては、私たちが約10年前に実施した質問のいくつかが繰り返されています。このため、状況の変化を評価するうえで役立つでしょう」。

 アーノルド氏は、その他の検討も進められていると述べた。それは、募集手段としてのオープンデー(厩舎開放日)の活用、欧州から人材を引きつける募集能力の向上、さらには、人材採用活動に対する調教師の関与の促進を通じ、求人活動の向上を図ることなどである。

 アーノルド氏は、「これまでは、主としてBHAがこの問題に取組んできました。NTFとその職員がさらに関与を強め、責任の一端を負う必要があると考えます」と語った。

 また、アーノルド氏は、長期にわたる職業相談および職業訓練の取組みが必要であるとも考えている。そして、「競馬界への人材を確保する以上は、彼らを引き留める対策が必要と思います」と述べた。

 アーノルド氏は、1,000人の厩務員の追加が必要であると見積もっている。しかし、競馬界は現在、人材募集に年間4万3,000ポンド(約817万円)しか支出しておらず、その体制は脆弱である。また、BHAの成長戦略を成功させるためには、競馬産業の拡大を可能にするためのスタッフが必要となるであろうと注意喚起している。

 さらに、「成長戦略においては、馬を世話する人材、出走させる人材、開催日程を支える人材が一層必要となります。この意味でも、人材の募集は極めて重要な問題です」と付言した。

By Bill Barber
(1ポンド=約190円)

[Racing Post 2015年5月26日「NTF chief warns of stable staff shortage」]


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