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2015年05月28日  - No.21 - 2

ロケットマン、競走復帰の予定(シンガポール)[その他]


 何度もG1を制しているスプリンターであるロケットマン(Rocket Man)は、3年前に引退したと見られていたが、今般、競走を再開する態勢にある。

 現在9歳のシンガポールの偉大なスプリンターは、競走復帰を目前にしている。同馬の関係者たちは、すべてが計画通りであれば、10月のブリーダーズカップへの挑戦を否定していない。

 馬主のアルフレッド・クラビア(Alfredo Crabbia)氏は、次のように明かした。「ロケットマンには最後の舞台が必要です。彼は4歳馬のように見え、これ以上ないほど良好な状態です」。

 出身地の南アフリカで大馬主であるクラビア氏は、シンガポールにも大規模な厩舎を保持している。同氏は、ロケットマンを5月17日のクリスフライヤー国際スプリント(G1・クランジ競馬場)に出走させることを望んでいたが、本人曰く「目標を決めているうちに、時間がなくなった」。

 ロケットマンは、競走成績27戦20勝のうち、18勝をクランジ競馬場であげた。そのうち5勝はG1である。同馬は競走生活を通じて腱炎に苦しみ、2012年4月に勝利してから、長い休養に入っていた。

 この長期休養によってロケットマンは競走復帰の準備が整い、冒険心ある馬主はブリーダーズカップにも興味を示している。

 クラビア氏はブラッドホース誌に対し、「決定はパトリック・ショウ(Patrick Shaw)調教師に任せますが、ブリーダーズカップに興味をもっていることは確かです」。

 ショウ調教師は、次のように付言している。「ブリーダーズカップへは、おそらくドバイか日本に立ち寄って遠征する必要があるでしょう。クラビア氏はお金持ちですので、私たちはそれを使いたいと考えています」。

 「2011年、ロケットマンはドバイゴールデンシャヒーン(G1)を圧倒的な強さで制した後、その年のロイヤルアスコット開催のゴールデンジュビリーS(G1)の1番人気馬になりましたが、このレースは回避せざるを得ませんでした」。

By Lewis Porteous

[Racing Post 2015年5月18日「Singapore star Rocket Man in shock return」]


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