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2015年05月21日  - No.20 - 2

エリザベス女王、設立100周年のナショナルスタッドを訪問(イギリス)[その他]


 5月4日、エリザベス女王は100周年を迎えるニューマーケットのナショナルスタッド(National Stud)を訪問された。また、歴史あるジョッキークラブルーム(Jockey Club Roomsジョッキークラブ会員などから寄贈された約200点の絵画が展示されている非公開の施設)において、アスコットゴールドカップ優勝馬のエスティメイト(Estimate)とともに描かれた御自身の肖像画を披露された。

 ナショナルスタッドは、2008年からジョッキークラブによって運営されている。今回、エリザベス女王は、ベン・サングスター(Ben Sangster)会長とブライアン・オルーク(Brian O'Rourke)社長が率いる運営スタッフと面会された。

 また、ナショナルスタッド設立100周年の記念植樹をされるとともに、全5頭の種牡馬を視察された。その中には、アルシャカブレーシング社(Al Shaqab Racing)所有の新種牡馬トロナード(Toronado)も含まれていた。

 さらに、ナショナルスタッドがニューマーケットの現在の場所に開設された1967年に、御自身が植樹した木を視察された。

 ナショナルスタッドは、種牡馬の管理と繁殖牝馬の繋養業務に加え、次世代の牧場・厩舎マネージャーを訓練する教育コースを運営している。また、年間1万8,000人以上が参加する一般者見学も実施している。今回、教育コースの生徒たちはエリザベス女王と面会することができた。

 エリザベス女王は、ナショナルスタッドを出発後、ニューマーケットの目抜き通りを移動してジョッキークラブルームを訪問され、70名以上のジョッキークラブ会員に迎えられた。

 そして、ジョッキークラブの副上席理事であるアンドリュー・メリアム(Andrew Merriam)氏と面会された。同氏は、ジョッキークラブルームとニューマーケット・ランボーン・エプソムダウンズの調教場を運営するジョッキークラブエステーツ社(Jockey Club Estates)の会長でもある。

 また、エリザベス女王は、所有牝馬エスティメイトと御自身が描かれた肖像画を披露された。2013年にアスコットゴールドカップを制したエスティメイトは、現在ドバウィ(Dubawi)の仔を受胎している。

 翌朝、エリザベス女王は、ニューマーケットのギャロップ走路で調教を見学された。

 エリザベス女王のレーシングアドバイザーであるジョン・ウォレン(John Warren)氏は、「女王陛下は、ニューマーケットのナショナルスタッドとジョッキークラブルームの訪問に満足されていました」と語った。

By Bloodstock World Staff

[Racing Post 2015年5月7日「Queen marks National Stud centenary with visit」]


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