TOPページ > 海外競馬ニュース > ブノワ騎手、アルシャカブレーシング社のフランスの主戦騎手へ(フランス)[その他]
海外競馬ニュース
2015年04月23日  - No.16 - 4

ブノワ騎手、アルシャカブレーシング社のフランスの主戦騎手へ(フランス)[その他]


 グレゴリー・ブノワ(Gregory Benoist)騎手は、フランキー・デットーリ(Frankie Dettori)騎手に代り、アルシャカブレーシング社(Al Shaqab Racing)のフランスにおける主戦騎手を務めることになった。この動きは、成長著しい同社にとって“自然な成り行き”である。

 一方、デットーリ騎手は、アルシャカブレーシング社の英国における主戦騎手を引き続き務める。同社のレーシングマネージャーであるハリー・ハーバート(Harry Herbert)氏によれば、英国には約90頭の騎乗馬がいるとのことであった。ハーバート氏は、次のように語った。「弊社の所有馬数が増加しているので、これは自然な成り行きです。今の状況はフランキーに不便を強いています」。また、「フランキーはたった1頭に騎乗するために飛行機で移動し、しかも、その馬が出走取消しになることもありました。移動が多すぎました」とも述べた。

 ベルギー出身のブノワ騎手は、競馬一家の出身であり、2014年にはアヴニールセルタン(Avenir Certain)に騎乗し、仏1000ギニー(G1)と仏オークス(G1 ディアヌ賞)を制している。ハーバート氏は、「フランスでの騎乗が可能であり、フランキーより頻繁にフランス人調教師たちと連絡が取れるグレゴリーを迎えることができ、嬉しく思います」と述べた。また、ハーバート氏は、アルシャカブレーシング社の最も有名な馬であるトレヴ(Treve)には、引き続きティエリー・ジャルネ(Thierry Jarnet)騎手が騎乗することを認めた。ジャルネ騎手は、トレヴで凱旋門賞(G1)を2連勝している。

 デットーリ騎手が、カタールのジョアン殿下(Sheikh Joaan al Thani)率いるアルシャカブレーシング社の主戦騎手となったのは、2013年夏である。その前年の10月には、18年間にわたって協力関係にあったゴドルフィンを去っている。

By Tom Kerr

[Racing Post 2015年4月16日「Benoist new number one for Al Shaqab in France」]


上に戻る