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TOPページ > 海外競馬ニュース > 競馬場勤務の獣医師、安楽死措置に注射使用が義務付けられる(イギリス)[開催・運営]
海外競馬ニュース
2014年12月25日  - No.51 - 3

競馬場勤務の獣医師、安楽死措置に注射使用が義務付けられる(イギリス)[開催・運営]


 BHA(英国競馬統轄機構)は、安楽死措置を余儀なくされた馬に対し銃の使用ではなく薬物注射の使用を確実に行わせるため、競馬場勤務の獣医師に対する一般指令の修正を計画している。

 今年9月、ドンカスター競馬場でマイケル・ベル(Michael Bell)厩舎のウィグモアホール(Wigmore Hall)が回復不能の骨折を発症し、その後、頭を撃たれ安楽死措置された時の写真が全国紙の一面に掲載されたことから生じた騒動が、この一般指令変更のきっかけとなった。

 競馬にとってダメージとなる写真の公開は、BHAに、競馬場で故障馬に安楽死措置が採られるときの手順の見直しを促すことになった。しかし、薬物注射を優先する決定は一般社会との関係では競馬のためになることは明らかだが、BHAは安全衛生上の観点から競馬観戦者や関係者を巻き込む事故を防ぐためにこの決定を下したと主張している。

 競馬場勤務の獣医師の大多数はすでに注射使用に賛成しているが、銃使用は禁止されず依然として最終手段としての場合にだけは使用できる。但し、使用した際にはBHAへの詳細な報告書の提出が義務付けられる。

 BHAの主席獣医責任者ジェニー・ホール(Jenny Hall)氏は11月30日に次のように語った。「ウィグモアホールの写真は、競馬場がどれだけ多忙かを浮き彫りにしました。この人物が非難されることはなかったと確信していますが、この写真を一見した人々は彼は非難されるべきであると考えたかもしれません。また、この一件は安全衛生の問題を明らかにさせました。したがって、望ましい方法は薬物による安楽死措置であることを明確にするために一般指令を変更しました。銃はそれが最も効果的な選択股である異常事態にだけ使用することができます」。

 注射は銃のように瞬時に結果をもたらすことができないため動物福祉面での懸念が生じるのではないかと尋ねられ、ホール氏は次のように語った。「厳密に言えばそうかもしれませんが、死亡の時点をどうとらえるかによります。馬の意識が無くなる時ということなら銃の使用は必要ありません。」。

 「問題は安楽死措置の迅速性ではなく、馬の容態の適切な評価、故障の度合いの正確な診断、そして馬にとっての選択肢を適切に考慮することです」。

 「どんなことがあろうと馬の痛みを即座に軽減することが重要です。しかしその際には、状況を十分評価し、人員が適切に配置されているか確かめるためにほんの数分様子を見ることが重要であり、それがウィグモアホールにも実施されるべきことでした。安楽死措置以外の選択肢はないと決定された時点では、率直に言って、銃を使用するか、それとも注射を使用するかについて本質的な違いがあるわけではありません」。

 このBHAの一般指令の変更は、来年2月に発効する。

Graham Green

[Racing Post 2014年12月1日「Course vets not to use guns on safety grounds」]


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