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海外競馬ニュース
2014年11月06日  - No.44 - 3

史上初オックスフォード大学とケンブリッジ大学の対戦レース(イギリス)[その他]


 オックスフォード大学とケンブリッジ大学の数世紀来のライバル関係は、ドバイフューチャーチャンピオンズデー(ニューマーケット競馬場)の最後に史上初の対戦レースが施行されることで、新たな展開を迎えることになった。

 1829年に初めて開催されたボートレース以来、この2校が競うスポーツイベントは呼び物となってきたが、両校とも活動的な馬術部を誇るにもかかわらず学生騎手が競馬場で切磋琢磨したことは未だかつて無かった。

 学生騎手10人はこの1マイル(約1600m)の競走に向け、英国競馬学校(Biritish Racing School)とランボーンのオークシーハウス(Oaksey House)で訓練を受けた。また、出走馬は、ニューマーケットの複数の厩舎とランボーンのシルヴェスター・カーク(Sylvester Kirk)厩舎から提供された。

 ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ(Gonville and Caius College)で地学を専攻するケンブリッジチームの主将オリー・ローレンス(Oli Lawrence)氏は次のように語った。「史上初のケンブリッジ競馬チームの主将を務めることを光栄に思います。両校が対戦するスポーツ試合にこのイベントが加わることは素晴らしいことで、今後何年も続き歴史的なものになることを望んでいます」。

 “大学代表チーム対抗競馬”は毎年続けられる予定であり、将来騎手が青章(オックスフォード大学、ケンブリッジ大学の対抗競技に代表選手として出場し活躍した人に与えられる)を手にする資格が与えられることが期待されている。

 ベットフレッド社(Betfred)は、優勝者がどちらの大学から出るかという賭けでケンブリッジに4-7(1.6倍)、オックスフォードに5-4(2.3倍)のオッズを付け、ケンブリッジ有利と見ている。なお、全体的なポイント制での勝者としては、ケンブリッジに4-6(1.7倍)、オックスフォードに11-10(2.1倍)のオッズを付けている。

 また、オーシャンアプローズ(Ocean Applause)とフォスフォレサンス(Phosphorescence)の2頭がオッズ5-2(3.5倍)の1番人気馬で、いずれもケンブリッジの学生が騎乗する。
訳注: 結果はケンブリッジチームのケイト・ウォルターズ(Kate Walters)氏が騎乗したオーシャンアプローズが1着となり、ポイント制でも56対45でケンブリッジチームが優勝した。

By Graham Green

[Racing Post 2014年10月17日「University challenge brings down the curtain」]


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