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2014年10月09日  - No.40 - 3

第2回中国馬文化フェスティバルが上海で開催予定(中国)[開催・運営]


 10月に上海で行われる2014年中国馬文化フェスティバル(China Equine Cultural Festival:CECF)に出走する元欧州調教馬には、リステッド競走(準重賞)勝馬のパーラメントスクエア(Parliament Square)、2勝馬ミスタースターダスト(Mr Stardust)、購買額が6桁(数十万ポンド)だったモンジューマインダー(Montjeu Minder)がいる。

 10月12日に上海郊外にある浙江省九龍山ポロクラブ(Zhejiang Nine Dragons Hill Polo Club)で開催されるこのイベントでは、クールモア牧場(Coolmore)がスポンサーのシンガポールカップなど4レース(1000m、1600m、1800m、2400m)が施行される。

 この4レースには計32頭が出走登録しており、オーストラリアからも多くの馬が参戦する。萌芽期にある中国の競馬産業へのオーストラリアの影響は、昨日上海ヨットクラブ(Shaghai Yacht Club)で行われた活気あるゲート順抽選を見れば明らかである。

 この数年、中国に大規模な競馬を再導入する計画の裏で無気力感が高まっているが、依然として賭事は違法であるものの、このような個別イベントは人気を博している。IFHA(国際競馬統轄機関連盟)のルイ・ロマネ(Louis Romanet)会長は、IFHAがこのイベントを支援しているので、今年も昨年に引き続きCECFに出席する予定である。また同会長は昨年、中国の馬術競技に関する規程を承認した。

 CECFは、英・愛ダービー馬オーストラリア(Australia)の共同馬主テオ・アー・キン(Teo Ah Khing)氏が創設し会長を務める競馬シンジケートのチャイナホースクラブ(China Horse Club)によって組織されている。その他のパートナーとして、クールモア牧場、世界的な競馬スポンサーのロンジン社(Longines)、オーストラリアのセリ会社のイングリス社(Inglis)、サー・オーウェン・グレン(Sir Owen Glenn)および英文の日刊紙チャイナデイリー(China Daily)などが名を連ねている。

 このイベントは、視聴者数5億人の国営テレビ局NMTVで放映される。

By Katherine Fidler in Shanghai

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[Racing Post 2014年9月19日「Ex-Europeans in action at China festival」]


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